私は、悩むと広大な宇宙、そこに在る無数の星に思いを馳せ、宇宙に在る星の数を想像します。
星の数について以下に、名古屋大学・福井康雄教授「宇宙100の謎」より引用させて頂きます。
銀河系の中で太陽のように自分で輝いている星は、およそ10の11乗 (1000億)個と考えられ、地球のような
自ら輝いていない惑星もいれると、その10倍以上になります。銀河は宇宙に約10の11乗(=1000億)個ありま
すから、星の総数は10の22乗個ほどです。それでは、どのようにして、星の数が数えられるのでしょうか。
太陽系に最も近い恒星は4光年の距離にあります。ほぼ(4×4×4=64)立方光年に1個の恒星あると考えてよく
銀河系の大きさは10万光年の円盤です。その体積は、1013立方光年と見積もられます。銀河の体積を星1個の
体積で割り算すると、星の数はおよそ1011乗個 (1000億個)となります。ほぼ、上の数字が導けます。
この方法は、ややあらっぽいと思われるかもしれませんが、銀河の表面の明るさはそれほどばらつきはなく
から、銀河は共通する性質を持っていると言えます。いい加減な推定ではありません。
他に銀河の回転運動の遠心力につりあう重力を求める方法もあります。ほとんど同じ答えになります。
これに銀河の総数をかければ、宇宙の恒星の総数が計算できます。
私は、オリオン座の「ベテルギウス」が大好きです。
そこで、この魅力的な星のことを学ぶために、アストロアーツの次の記事を転載させて頂きました。
オリオン座のベテルギウスは地球から約600光年の距離にある赤色超巨星である。
現在知られている最大級の恒星のうちの一つで、半径は太陽の1400倍にも達する。
ベテルギウスの年齢はほんの約800万歳だが(太陽は46億歳)、すでに一生の終末期に差し掛かっており、
天文学的な時間スケールで言えば間もなく超新星爆発を起こすと考えられている。
ひとたび爆発が起これば、その姿は昼夜を問わず地球から見えるようになるだろう。
これまでにベテルギウスは可視光線や赤外線、紫外線など様々な波長で観測されてきた。
ヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡による観測では、星の表面から噴出したガスが太陽系とほぼ同サイズ
にまで広がっていることや、星の表面の巨大な泡構造も発見されている。これらの発見から、ガスと塵がどれ
ほど激しく大量に星から放出されているかを調べることができる。
アイルランド・ダブリン高等研究所のE. O'Gormanさんたちは今回、ベテルギウスをアルマ望遠鏡で観測した。
アルマが恒星の表面を観測したのは初めてのことで、非常に高解像度でとらえられている。
オリオン座はギリシャ神話の狩人オリオンがモデルで、ベテルギウスは右肩の赤い星。質量は太陽の約20倍、
約1千万年の寿命のうち9割を過ぎたとみられる。爆発すれば天の川銀河で約400年ぶりの超新星で、月ほど明
るくなった後、見えなくなる可能性があります。
異常事態かどうかには疑問があり、国立天文台山岡均准教授は「測定精度は観測者による差が大きい」と指摘。
2003年と07年にも同程度に暗い時があったとする。
何より「超新星爆発と今回の変光は無関係」と山岡さん。爆発前に星が暗くなるような現象は起きないとい
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