−日記帳(N0.2149)2019年11月19日−
サッカー日本代表 国際親善試合でベネズエラに惨敗
−日記帳(N0.2150) 2019年11月21日−
中京大中京高校 神宮大会で初優勝


新しく作られた「SAMURAI BLUE」のユニフォーム

優勝した中京大中京の選手達


W杯アジア予選のアウエーでのキリギリス戦で不利な条件ながら、3−0で快勝した余韻に浸り
ながら、今夜パナソニックスタジアム吹田で行われたキリンチャレンジカップでのベネズエラ戦
をテレビ観戦しました。

14日、カタールW杯アジア2次予選・キルギス戦を2-0で勝利しMF南野拓実(ザルツブルク)ら主力組
を中心とした9選手がチームを離れ、国内組9選手主体の日本が格上のベネズエラ(FIFAランキング
で日本の28位に対しベネズエラ26位)に勝つのは容易でないと思っていたら、試合早々にその不安
が的中し日本のDF陣が総崩れし、前半早々から失点を重ね、65年ぶりの4失点の醜態を晒しました。

ゴールを守るのはコパ・アメリカ以来の先発となるGK川島永嗣(ストラスブール)。
4バックは右からDF室屋成(FC東京) DF植田直通(セルクル・ブルージュ) DF畠中槙之輔(横浜FM)
DF佐々木翔(広島)が並び、ダブルボランチにはMF柴崎岳(デポルティボ)とMF橋本拳人(FC東京).

2列目は右がMF原口元気(ハノーファー)、左がMF中島翔哉(ポルト)、2トップにFW鈴木武蔵(札幌)
MF浅野拓磨(パルチザン)が起用されました。
明らかに、今回のDF陣の室谷 植田 畠中 佐々木は、キリギス戦での吉田、長友、酒井宏の欧州組
に較べて劣り、その差が前半の4失点という65年ぶりとなる醜態を曝け出してしまいました。

前半8分、左サイドのMFジェフェルソン・ソテルドがフェイントで室屋をかわしてクロスを上げると
ファーサイドで佐々木に競り勝ったFWサロモン・ロンドンが頭で押し込んで先制。
前半30分、右サイドを切り裂いたマチスとのワンツーからロンドンが右足で2点目を決めると、33分
にもDFロベルト・ロサレスのクロスをMFジャンヘル・エレラが落とし、ロンドンが決めてハットトリ
ックを達成して3点目、さらに前半38分、ソテルドが華麗なボレーシュートを突き刺し4点目。

日本サッカー協会の公式記録集によると、前半での大量4失点は1954年5月1日に40分ハーフで行われた
アジア競技大会のインドネシア代表戦(●3-5)以来、65年ぶり3度目の惨事。満員の観客からは親善試合
では異例の大ブーイングが向けられる中、選手たちはロッカールームに戻っていった。

後半開始、森保一監督は鈴木に代わってA代表デビューのMF古橋亨梧(神戸)、植田に代わってDF三浦弦太
(G大阪)を投入。古橋は右サイドハーフに入り、中島がトップ下、原口が左サイドハーフに回った。
後半20分、日本は浅野と橋本を下げ、MF山口蛍(神戸)とFW永井謙佑(FC東京)を投入。
21分には右サイドを駆け上がった室屋が意表を突いたシュートを放ち、攻勢の勢いを強める。
すると24分、左サイドを攻め上がった永井の折り返しから山口がミドルシュートを狙い、相手に当たって
軌道が変わったボールがネットに突き刺さし1点を返しました。

その後はベネズエラが強力なアタッカーを次々と下げたこともあり、日本が主導権を握り続ける展開。
それでも32分には中島のパスを受けた古橋がシュートを打てず、34分の絶好機も室屋のクロスが精度を
欠き、ゴールには至らず、36分、原口に代わってMF井手口陽介(G大阪)が入ったが最後まで試合は動かず、
観衆からは再びブーイング。
国内組選手を試す一戦で、欧州との格差が露見し監督の意図は霧散してしまいました。

この試合で、救いが有ったとすれば、途中出場して1点を返すゴールの山口蛍選手でした。
腹立たしかったのは、試合中にメモをとる森保監督と、訳のわからないけばけばしい模様の日本選手の
ユニホームでした。これから、あのユニフォームを散々見せつけられると思うと気が滅入ってきます。

試合中にメモをとる森保監督

中京大中京(東海・愛知)が高崎健康福祉大高崎(関東・群馬)を破り、初優勝を果たした。
中京大中京の優勝により、来春センバツ(3月19日開幕、甲子園)の「神宮大会枠」を東海地区が獲得した。
通常の出場枠(2校)も含め、東海地区からは3校が出場する。

東海地区からは中京大中京と、東海大会準優勝の県岐阜商(岐阜)のセンバツ出場が決定的。
同4強の藤枝明誠、加藤学園の静岡勢が3校目に滑り込む可能性が高そうだ。

藤枝明誠は同準決勝で中京大中京に5−12で8回コールド負け。
加藤学園は県岐阜商に3−4延長10回サヨナラ負けを喫し、ともに決勝進出を逃した。
秋季静岡大会決勝では、藤枝明誠が5−4で加藤学園を破っている。

以上の記事は11月20日付け「日刊スポーツ」から転載させて頂きました。

3回裏中京大中京2死二塁、右中間を破る適時三塁打を放ち、ガッツポーズする中山

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