−日記帳(N0.2149)2019年11月14日−
W杯アジア2次予で日本 キルギスを2−0で破りF組単独首位
−日記帳(N0.2150) 2019年11月17日−
侍JAPAN プレミア12で韓国を逆転で下し優勝!


会場となっビシュケクのスタジアム

優勝セレモニーでの侍JAPAN

               

日本代表は今晩、キルギスの首都・ビシュケクのスタジアムで、2022W杯カタール大会アジア2次予選F組
第4戦でルギス代表と対戦しました。
キルギスは、人口620万、面積は日本の約半分程度の中央アジアの内陸国で、ロシアの影響を強く受け、
公用語がロシア語、緯度が北海道に近いため、日本のスタッフはコートを着込んでおりました。

FIFAランキング28位の日本は3連勝の勝ち点9でF組首位、同94位のキルギスは2勝1敗の同組同2位、
これまでの対戦成績は日本の1勝。 従って、日本にとっては格下ですから楽に勝てるものと思われて
おりましたが、実際はそうではありませんでした。
アウエーのハンディに加え、慣れない中央アジアへの長距離移、荒れたグランド、北海道並みの寒さ等
が加わり苦戦し、前半40分まで得点できないままで、私は苛立ちながらテレビで視聴しました。
まずは試合状況を、「ジュニアーサッカー」さんの記事から以下に転載させて頂きました。

 
前半14分【日本】
 永井選手が右サイド深い位置で受け、倒れながらボールを酒井選手に繋ぐと酒井選手が右足でクロ
中央で待つ南野選手がフリーでヘディングシュートを放つも、ゴール左に惜しくも外れる。

前半18分【日本】
遠藤選手がセンターサークル付近で上手くターンし持ち運び、右に抜け出した南野選手へパス。
GKとの1対1の場面で右足でシュートを放ったが、GKクトマン・カディルベコフ選手のビッグセーブ
に遭い、チャンスを逃す。

前半32分【キルギス】
グルジギト・アリクロフ選手がPA内左で遠藤選手を剥がして中央に折り返し、ゴール前で反応し
アリマルドン・シュクロフ選手がフリーで強烈なシュート。しかし間一髪、これを守護神権田選手
が超反応でビッグセーブ!! 守りきりました!

前半40分【日本】ゴール!!
遠藤選手の縦パスを伊東選手がスルー気味で裏へ流し、PA右に抜け出した南野選手が
GKクトマン・カディルベコフ選手と交錯しPKを獲得!これを南野選手が自ら決め日本が先制!


後半キックオフ!

後半2分【日本】
 遠藤選手が中央でボール奪取し、ドリブルで駆け上がり余裕をもってPA内左奥に抜けた
永井選手にスルーパス。しかし永井選手はシュートのタイミングを逃し、
ドリブルで縦に抉ってファーサイドへふんわりしたクロス。しかしこれはGKクトマン・カディルベコフ
選に阻まれる。

後半8分【日本】 ゴール!!
バイタルエリア手前で遠藤選手が倒されてFKを獲得。これを原口選手が冷静に壁の左隅を巻き気味の
ボールで綺麗に通し、バウンドしてゴール左に吸い込まれる!待望の追加点獲得!


後半25分 OUT ファルハト・ムサベコフ →  IN  オディルジョン・アブドゥラフマノフ

後半23分【キルギス】
右からの折り返しを受けたミルラン・ムルザエフ選手が反転しフリーで左足の強烈なシュートを放つも
GK正面となり、
これはGK権田選手が難なくキャッチ。キ
ルギスとしては後半1番のチャンスだっただけに非常に悔やまれる。


後半33分  OUT 伊東純也→IN 中島翔哉
後半33分  OUT 遠藤航→IN 山口蛍
後半25分 OUT ベクジャン・サギンバエフ→IN ムロリムジョン・アフメドフ
後半28分 OUT ビクトル・マイヤー→IN アレクサンドル・ミシチェンコ
後半40分 OUT 永井謙佑→IN 鈴木武蔵
試合終了  2-0で日本代表勝利!

試合感想:
試合を90分間通して、所々捲れた芝、粘土質で滑りやすい劣悪なピッチが日本を苦しめました。
また日本を恐れないキルギスのハイプレスがハマったことで日本のビルドアップミスを誘発。
セカンドボールで主導権を握られる時間帯もあり、前半はヒヤッとする展開が続きまし

しかし前半終了間際にPKで日本が先制するとチャンスメイクや個の質の違いが目立ち始め、

次第に日本のペース展開に。キルギスもカウンターで日本ゴールを再三脅かしますがゴール前で
の判断やプレー精度が乏しく助けられる形となりました。終わってみると原口選手の直接FKに
よるゴラッソなどもあり地力で勝る日本が2-0と
勝。アウェーで勝ち点を積み上げることに成功しました。
戦19日はキリンチャレンジカップ2019ベネズエラ戦となります。期待していきましょう!

PKを決める南野選手

2点目をFKで決めた原口選手

11月17日付けの日刊スポーツ「侍ジャパンが悲願の世界一!」の見出しは正しくないと思います。
何故ならこの大会「プレミア12」は、米国MLB等の全世界を対象にしていないからです。
2014年のWBSC世界野球ランキングの上位12ヵ国(メキシコ 米国 オランダ 台湾 日本 ベネズエラ
 プエルトリコ 韓国 キューバ オーストラリア カナダ)がA、B、Cの3組に分かれてそれぞれの組
で争い、各組の2位以上の国6ヶ国が総当たりで対戦しました。
その結果、下表に示すように日本は米国に惜敗したものの他国に全勝して首位に立ちました。

プレミア12での6ヶ国総当たり戦の順位表

11月16日時点で日本と韓国はともに3勝1敗で2位以上が決定、17日に決勝戦が行われることからリーグ
16日の最終戦 日本ー韓国戦は消化試合になりました。それでも両国は真剣に戦い、10−8で日本が接戦
をものにして翌日の決勝戦に弾みを付けました。

先発山口は、コントロールに苦しみ先頭打者を四球で出塁後、2番打者が落ちきれなかったフォークを左翼
へ2ランを浴びて2点先制され、更に2死後に5番打者にもソロを浴び3点先制されこの回で降りました。

1回3失点の山口投手

しかし、日本はこれに動ずること無く、四球の坂本を鈴木が、豪快な二塁打で返して3-1としました。
2回表、高橋礼が3人で抑えた後の2回裏、劇的シーンが観られました。

豪快な二塁打で1点返した鈴木選手

まず、2回表に山口に代わって登板した、SBの高橋礼が一四球も他3者をゴロに打ち取った後の2回裏、
外崎、近藤が倒れた後、會澤が四球、菊池涼が遊安打で出塁後、山田哲が左翼に豪快な逆転3ラン。

起死回生の逆転3ランの山田哲選手

高橋礼の後、田口、中川、甲斐野、山本が好投し8回までを無失点で抑えのエース山崎に繋ぎました。
山崎は、切れのいいフォークと速球で、パク・ピョンホを三ゴロ、キム・ヒョンスをニゴロ、そして
ヤン・ウイジを空振り三振に打ち取って日本の勝利を決めました。

稲葉監督の胴上げ

勝利を決めた山崎投手

日韓戦のスコア

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