−日記帳(N0.2141)2019年10月30日−
ワールドシリーズ ナショナルズ初優勝
−日記帳(N0.2142) 2019年11月02日−
南ア イングランドを32-12で下し3大会ぶり3度目の優勝


今年のワールドシリーで優勝したナショナルズの選手達

W杯を手にして喜び合う南アフリカの選手達

                        


ナショナルズは、2019年は出だしでつまずき、5月23日時点で19勝31敗、勝率.380の地区4位に沈んで
いましたが、先発陣の奮闘で最終的に93勝69敗、勝敗.574で地区2位に付けワイルドカードを獲得。
ワイルドカードゲームではミルウォーキー・ブルワーズに8回裏2点ビハインドから逆転勝利し、
ワシントンD.C.へ移転後初めて地区シリーズに進出し、ドジャースと対戦しました。

ドジャースに王手されたものの、最終戦ではストラスバーグが粘りのピッチングを披露。
延長10回のハウィー・ケンドリックによる満塁本塁打が決定打となり勝利し、球団史上2度目となる
リーグチャンピオンシップシリーズへ進出しました。

リーグチャンピオンシップシリーズでは、セントルイス・カーディナルスと対戦しました。
初戦の先発投手アニバル・サンチェスが7回2/3までノーヒットピッチング。
二戦目のシャーザーは7回11奪三振無失点。三戦目のストラスバーグは7回12奪三振無失点。
四戦目のコービンは4失点したものの、5回12奪三振と力投を見せ4連勝で下し、初のナ・リーグ制覇。

こうして初のワールドシリーズへ進出し、ヒューストン・アストロズと対戦しました。
先に二勝を飾るも、ホームゲームで三連敗を喫し王手をかけられましたが、ヒューストンでの
アウェーゲームで追いつき逆王手、シリーズはフルゲームの第7試合までもつれ込みました。

最終第7戦の天王山は6回まで2点リードされる展開でしたが、7回にアンソニー・レンドンのソロと
ケンドリックの2ランで逆転(DHのバッターの最終戦での逆転ホームランは史上初)、8回には4番ソトが
適時打を放ち、終盤で鮮やかに逆転し、6-2で勝利しワールドシリーズ初制覇しました。

ワイルドカードからの優勝は2014年のサンフランシスコ・ジャイアンツ以来5年ぶり。
首都ワシントンD.C.のチームが世界一となったのは、1924年のワシントン・セネタース以来、95年ぶり。
ワールドシリーズ最優秀選手にはWS2勝のスティーブン・ストラスバーグが選ばれました。

彼は2日、残り4年1億ドル(約110億円)の契約を破棄する権利を行使し自由契約となったと米メディア
が報じた。
今季リーグ最多で自己ベストの18勝(6敗)を挙げ、自己最多の251三振、防御率3・32をマーク。
ポストシーズンでは6試合に登板し無敗でした。今オフのFA市場では、アストロズからFAとなった先発
右腕コールと1、2位を争う高額契約が確実視されておりました。

スティーブン・ストラスバーグ投手

ナショナルズのホーム球場

2019年のMLBポストシーズン
             

南アフリカが3度目の優勝を果たし、ニュージーランドの最多優勝に並んだ。
前半10分、SOポラードが先制のPGを決めると、そこから両チームPG合戦の様相。
ハイレベルな決勝はともに、なかなかトライが奪えない。

同30分ごろ、圧巻のDF力を見せた南ア。自陣5メートルラインでイングランドの猛攻を何度も食い止める。
インゴールぎりぎり、トライを許したかに見えた相手FWの突進も何とか食い止め、3分以上の猛攻を耐え
続けた。

ホーンが鳴った後、今度はスクラムで相手コラプシングを誘発。約40メートルのPGをポラードが決め、
この日、4本目となる12得点で前半を折り返した。

後半26分、南アにとって決勝戦初となるトライが生まれた。インゴールまで残り約40メートルの左サイド
タッチラインぎりぎりでWTBマピンピがパスを受ける。相手DFの裏へちょこんとキックパスし
、最後はボールを受けた味方から再度パスを受け、歴史的なトライを挙げた。

圧巻は同34分。身長170センチの小柄な体にもかかわらず、爆発的なスピードを持つことから
「ポケットロケット」
の愛称で親しまれているWTBコルビが4人のDFに囲まれながらも30メートル以上を独走し、優勝を決定
づけるトライを奪った。

前回大会で日本に歴史的な敗北。最終的に3位となったが、W杯終了後も格下イタリアに初黒星を喫し、
ニュージーランド戦では0−57という屈辱にまみれた。低迷していた強国の再建を託されたのが、昨年3月
に就任したエラスムス監督(46)だった。

現役時代に代表主将も務め、誰とでも率直に話す姿勢で知られる指揮官は、データと対話重視のスタイル
を追求。
コリシを黒人で初の主将に据え、伸び悩む選手にはポジション転向を勧めるなど改革を進めた。
今大会は準々決勝で日本を撃破し、しっかりと借りを返した。決勝では圧倒的なDF力でイングランド
を封じ、世界一を手にした。

以上の記事は、11月2日付け日刊スポーツから転載させて頂きました。
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◆ワールドラグビー ビル・ボーモント会長コメント
ラグビーワールドカップ2019は、最高の大会の1つであり、私たちが愛するラグビーに新たな観客
をもたらしたという点で非常に画期的でした。
全世界のラグビーファンを代表して、このような素晴らしく、謙虚で、歴史的なホスト国であった
日本と日本人に、心の底から感謝したいと思います。

南アフリカ代表は傑出したラグビーを続け、ウェブ・エリス・カップを掲げるに相応しいチームでした。
そして、日本代表の驚くべきパフォーマンスも、間違いなく大会の最も記憶に残る瞬間でした。

台風ハギビスという非常に困難な災害に対する日本の対応は、この素晴らしい国の人々の回復力と復興へ
の決意の表れであると感じます。
我々は、この悲劇的な出来事の影響を受けた全ての人々について思い続けています。

最後に、ラグビーワールドカップ2019が記憶に残る大会であるために全力を尽くした全20チームと関係者
の皆様に感謝したいと思います。
日本大会は様々な意味で記録を破り、ラグビーの印象を劇的に変えたのです。

ノーサイドとなって喜ぶ南アの選手達

南アのキャプテンを激励するヘンリー王子

閉幕セレモニーで喜びの南ア選手達

観戦される上皇ご夫妻

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