−日記帳(N0.2135)2019年10月13日−
日本 宿敵スコットランドを撃破し決勝トーナメント進出
−日記帳(N0.2136) 2019年10月15日−
日本 2022カタールW杯アジア2次予選3回戦でタジキスタン撃破


台風19号被災者の方々へ黙祷する日本代表選手たち

試合会場(Republican Central Stadium)


今日10月13日、ラグビーワールドカップ日本大会(RWC2019)で、、最後の1枠をかけて、開催国日本は
因縁の相手スコットランドと横浜国際総合競技場で決勝トーナメント進出を賭けて戦いました。
日本とスコットランドの対戦成績は日本1勝10敗、4年前のW杯では南アフリカに奇跡の勝利を挙げ
ものの、2015年9月23日、イングランドで行われた試合で、日本代表は10-45でスコットランドに大敗し、
ポイントの差で、決勝リーグ進出を逃しました。これが故に「因縁の相手」と書きました。

両チーム選手が入場し、今回の台風の被害に見舞われた方々への黙祷のあと、日本選手達は「君が代」
を声高らかに斉唱しました。

・SO田村のキックオフでスタート。 
・前半 6分:スコットランドSOラッセルがギャップをついて右中間に先制トライ(日本0-5スコットランド) 
・前半 8分:SHレイドローのゴールも成功(日本0-7スコットランド) 
・前半16分:SO田村のPGは失敗(日本0-7スコットランド) 
・前半16分:WTB福岡がタックルを受けるが走り込んできたWTB松島がトライ(日本5-7スコットランド) 
・前半17分:SO田村のゴールも決まり、日本は追いつく(日本7-7スコットランド) 
・前半26分:WTB松島が突破しHO堀江、LOムーアとパスで繋ぎPR稲垣がトライ(日本12-7スコットランド) 
・前半27分:SO田村のゴール成功。日本はこの試合初めてリードす(日本14-7スコットランド) 
・前半38分:相手の反則でショット選択もSO田村の40mのPG失敗(日本14-7スコットランド) 
・前半41分:CTBラファエレのキックパスをWTB福岡が左サイドに飛んでトライ(日本19-7スコットランド) 
・前半42分:SO田村の左22m角度のあるPGも決まり前半を折り返す(日本21-7スコットランド) 
  前半終了

・後半02分:WTB福岡、自陣からボールをターンオーバー独走しトライ(日本26-7スコットランド) 
・後半03分:SO田村、正面のゴール成功(日本28-07スコットランド) 
・後半09分:PRネルが持ち込んでトライ (日本28-12スコットランド) 
・後半10分:SHレイドローのゴール成功 (日本28-14スコットランド) 
・後半15分:PRフェーガーソンが持ち込んでトライ(日本28ー19スコットランド) 
・後半16分:SOラッセルのゴールも成功。(日本28-21スコットランド)
・後半30分:姫野がジャッカル スコットランドはFLリッチーが思わず日本代表に掴みかかる 
・後半33分:日本陣内での連続攻撃にスコットランドのミスを誘いボールを奪い危機脱出
・後半37分:日本陣内5mに押し込まれスコットランドボールのスクラムにもWTB松島がインゴール 
・後半39分:日本陣内5mスクラム。日本ターンオーバーしてキープ。残り1分 
・後半40分:FB山中がタッチに蹴り出してノーサイド (日本28-21スコットランド) 日本勝利

松島のトライ

福岡のトライ

こうして、28-21で日本はスコットランドを下し、4戦全勝でプールAで堂々の首位通過。
史上初のベスト8進出を果たしました。日本代表は10月20日(日)に東京スタジアムで、
再び準々決勝で南アフリカと対戦します。 

付記:
台風19号により、日本との対戦が中止になるとスコットランドが自動的に敗退となることから
スコットランド側は中止されれば「法的処置も辞さない」と発言しました。
台風19号は50年に一度と言われるほどに大型で猛烈な台風ですから、人命重視が最優先される
べきで、紳士の国 英国に属するスコットランド人に相応しくなく失望しました。

このの発言を、ワールドラグビー(World Rugby)は紛争委員会に持ち込む方針を示しました。
その後、スコットランド代表側がこの件にどのように対応するか興味がありますが、未だに
コメントは公表されていないようです。


2022カタールW杯では、1次予選免除の34チームと1次予選勝利の6チーム、合計40チームが5チーム
ずつ8組に分かれてホーム・アンド・アウェーの2回総当たり戦を行います。
日本は、くじ運に恵まれて日本がFIFAランキングでトップとなるF組に配置されました。

男子日本代表は、第1戦アウエーで ミャンマーに2-0、第2戦ホームでモンゴルに6-0で勝利し、 
第3戦をタジキスタンの首都ドゥシャンベの「Republican Central Stadium」で、同じく
2連勝中のタジキスタンと対戦しました。

2連勝の自国を応援する観客でスタンドには超満員になりました。
日本の選手はこの応援に加え、慣れない人工芝のピッチを敵に回すことになります。
それでも13分には、MF中島翔哉選手(FCポルト)のCKから、DF吉田麻也選手(サウサンプトン)
がボレーで合わせるなど相手ゴールに迫ります。

・前半05分:
 酒井選手が右サイドから南野選手にクロスを送るも南野選手のヘッドは枠外れる。

・前半14分:
中島選手の右CKを吉田選手が右足でダイレクトボレーするもGKの好セーブに阻まれる。

・前半24分:
前がかりの日本に対しタジキスタンのショートカウンターが強襲するも
PA左で受けたイーソン・パンシャンバ選手の左足からのシュートをGK権田がビッグセーブ。

・前半31分:
中島選手の右CKから吉田選手がフリーで打点の高いヘディングシュートを打つも枠の右に外れる。

・前半45分:
中島選手と鎌田選手のコンビネーションから左サイドを突破し、中央でフリーで待つ南野選手へ
正確なクロス。南野選手のドンピシャヘッドが炸裂もまさかのGK正面。前半で一番のビッグチャン
だっただけに悔やまれる。
・前半終了:

・後半4分:
セカンドボールを拾った鎌田選手がドリブルで運び、PA内で右斜めに動き出した南野選手にパス
を通すもシュートのタイミングを逃し、クロス。これをGKがキャッチ。

・後半8分: 
左サイドで中島選手が右足でインスイングのクロス。ファーでマークを上手く外した南野選手が
頭でしっかりと合わせ先制ゴール。

南野選手の先制ヘッディングゴール


・後半11分: 
右サイドをオーバーラップした酒井選手がワンタッチで得意のアーリークロス、これに南野選手が
右足でギリギリ触れてゴール左隅に吸い込まれる。立て続けに得点し追加点をゲット!

南野選手のゴール


・後半18分  OUT 中島翔哉→IN 浅野拓磨

・後半24分
アリシェル・ジャリロフがPA内右で吉田選手を切り返しで振り切り、フリーで左足でシュート。
しかし、GK権田選手が正面でこれを落ち着いてキャッチ。

・後半35分  OUT 鎌田大地→IN 永井謙佑

・後半37分
右サイド高い位置から酒井選手が右足でファーに丁寧なクロス。後ろから走りこんだ浅野選手が
ヘディングで合わせ3点差に。

浅野選手3点目のゴール

・後半42分  OUT 南野拓実→IN 久保建英

・試合終了 3-0で日本代表勝利

この結果、日本は下表に示すようにF組の首位に立ちました。

F組の順位表

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