中日が打率リーグトップなのに5位に低迷している理由は、防御率4位、本塁打数6位にあります。
それ故に、終盤で本塁打で逆転されたり、サヨナラ負けしたことは何回もありましたが、その逆の
ケースは極めて少なかったように思います。
ところが、平田、アルモンテ、高橋周平等の怪我で代役として出場の機会が多くなった 阿部
福田、遠藤等にタイムリーが多く見られるようになり、抑えで失敗の多かった田島、鈴木、福谷等
等に代わって福、三ツ間、 藤嶋等が中抑え、岡田がストッパーの役を担うようになってから
抑えが安定するようになりました。その結果が、対巨人3連勝として実を結びました。 |
・9月3日:対巨人21回戦:
この試合では、梅津、福田が投打のヒーロとなりましたが、9回裏に押さえのエース岡田が登場した
4−1の場面で、若林にソロ、陽に二塁打で加点され1点差に迫られながら、亀井を二ゴロに打ち取って
勝利を収めました。かって同じような場面で、田島が亀井にサヨナラ本塁打を打たれたことを覚えて
いるだけに感慨深いものがあります。 |
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・9月4日:対巨人22回戦:
1回表に巨人が坂本のソロで先制、そして中日に圧倒的に強い菅野の先発でしたので、巨人有利と思わ
れましたが、この日の菅野は試合後登録抹消されたことから、体のどこかに故障が有ったらしく、2回表
ビシエド、高橋、阿部に3連打で満塁にされた後に藤井に犠飛、加藤にタイムリー出され2−1と中日逆転。
更に大島の二塁打で4−1と中日リード。3回表に菅野から宮国に交代。4回表、その岩国を阿部、加藤の
連打の後、投手の小笠原が2点タイムリーして2得点して6−1。
6回裏、丸のタイムリーで6−2.
7回表、福田の2ランで中日8−2でリード。
7回表、坂本のタイムリーで8−3、8回、陽のタイムリーで8−4とするもここまで。
9回表、新ストッパー岡田が登場、坂本にヒットを許すも危なげなく他の3人を打ち取って試合終了。
かって同じような場面で、田島が亀井にサヨナラ本塁打を打たれたことを覚えているだけに感慨
深いものがあります。 |
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・9月5日:対巨人23回戦:
この試合の決定機は、2点を追う8回2死一、三塁から打撃不振の京田に代わって20歳の石垣を打席に送り込
む場面にありました。石垣は巨人の左腕・中川からプロ初打点となる左翼線への適時二塁打。
続く福田が2死二、三塁から左中間フェンス直撃の2点適時二塁打を放って逆転に成功.
9回裏、一打同点のピンチを岡田が凌いで3−2で勝利し、3年ぶりの巨人戦3連勝を飾った。 |
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7回表、逆転2点タイムリーの中日・福田 |
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巨人との同一カード3連勝2016年9月以来3年ぶり。
試合後、与田監督は「選手の頑張り、レフトスタンドの声援が後押ししてくれた。
(代打起用に応えた石垣については)采配は選手の頑張りで正解になる。
よく頑張ってくれた」と振り返った。
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