−日記帳(N0.2091)2019年04月21日−
この数日間 内外で悲しい事件、事故が発生
−日記帳(N0.2092) 2019年04月25日−
リュウグウ表面にクレーターができていることを確認したとJAXA発表


炎上中のノトルダム寺院

小惑星リュウグウに認められたクレーター


4月16日から21日(いずれも日本時間)にかけて、日本人を含む多くの人たちが次の事故(テロを含む)
で亡くなられました。

(1)パリのノートルダム寺院の火災で尖塔等の世界遺産が消失(日本時間 2019年4月16日午前1時43分):
(2)池袋で暴走してきた乗用車にはねられて若い母と娘が死亡(日本時間 2019年4月19日午後1時23分):
(3)スリランカのテロ事件で日本人1名を含む100名以上が死亡(日本時間 2019年4月21日午後1時40分):

中でも痛ましかったのは、(2)の、白昼に池袋で起こった自動車の暴走による事故でした。
19日午後0時25分ごろ、東京都豊島区東池袋4丁目の都道で乗用車が歩行者らを次々とはねました。
自転車で横断歩道を渡っていた無職松永真菜さん(31)と長女の莉子ちゃん(3)が全身を強く打ち死亡しました。
運転していたのは無職飯塚幸三さん(87)で、運転中に息子さんに携帯で「アクセルが戻らなくなった」
と会話していたと後に供述しております。

池袋での交通事故直後の現場

上の事故現場の画像から判るように、加害車のプリウスと歩道を隔ててプリウスに衝突され横転した
ゴミ収集車や横断歩道にものが散乱している様子が見られ、如何に加害車両の暴走が凄まじかったが
想起されます。加害者を運転していたのは、ウイキペディアで検索出来る有名人の飯塚幸三さんと
判明しました。

彼は、都内名門校府立四中、浦和高、東大工学部応用物理科を卒業して旧通産省に入省し、工業技術
院長、国際計測器連合会長などの要職に就き、平成27年に瑞宝章を授与されている、その途の専門家
です。しかし、87歳の高齢での運転には家族を始め周囲人たちも心配していたとのことでした。

彼が自宅の車庫入れが容易に出来ないほどに操縦技術が退化していたことが目撃されており、当日も
ブレーキとアクセルを踏み間違えて100キロに及ぶような高速で横断歩道に突入していったことが想定
されます。

かく言う私も、今年まで55年間に渡って、4種類の車を運転し続けてきましたが人身事故は一度も
起こしてません。
その最大の理由は、運転が下手なので常に安全運転を心掛けてきたからです。
運転免許の実技試験で3回連続不合格で試験官から次回不合格なら、取得断念を言い渡されていただけ
に4回目で合格基準最低の70点で合格した時は、入社、入学以上の人生最良の合格の喜びを味わいました。

しかし、私の運転する車に同乗した長女は、三台の外車を持つ程の車マニアだけに、私の運転技術に不安
を抱き車放棄を強要し先日、強引に私の車を自ら運転し中古屋に売り飛ばしてしまいました。
代わりに自転車購入を勧め勝手にネットで購入した自転車が車庫に寂しげに置かれております。

(3)は、スリランカ最大都市コロンボと周辺で21日に教会や高級ホテルなどで爆発が相次いだ事件で、
コロンボ市内の超豪華なシャングリラホテルに2人の息子と宿泊していた現地在住の高橋香さん(39)が
死亡しました。
彼女は都内の大学院を修了後、スリランカ日本大使館での公邸料理人などを務めた経験を持つ料理人
(39)と結婚。夫と4歳の長女、昨年誕生した長男との4人暮らしでした。

シャングリラ・コロンボホテル


このテロの犯行に関わったと思われる、シリアの過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が
スリランカ当局に異例の警告を発していたとの情報がその後伝わりました。
ウィクラマシンハ首相はこれを認め「なぜ適切な警戒ができなかったのか調査すべき」と述べております。
これまでに確認されている外国人死者は計32人。
米国や英国、デンマーク、トルコ、中国などの政府が自国民の死亡を確認しております。

爆弾を背負い自爆したと思われる犯人

殺害された場所の内訳

菅義偉官房長官は記者会見で「邦人に大きな被害が出ていることは痛恨の極みで、強い憤りを感じる」
と述べ邦人被害者の詳しい情報に関しては「ご家族の同意を得ていないこともあり、確認はしている
が答えることは控えたい」とと語り、ポンペオ米国務長官は「テロ攻撃を最も強い言葉で非難する
」と表明、スリランカ政府に捜査協力を申し出ました。

(1)のパリのノートルダム寺院の火災は残念でした。
同寺院は1163年、司教モーリス・ド・シュリーによって着工され62年後の1225年に完成しております。
フランス人にとっては国の象徴的建造物で、日本なら法隆寺、金閣寺に相当するものと思われます。

フランスを訪問した安倍総理大臣は、マクロン大統領と首脳会談を行い、火災で焼失したノートルダム
寺院の再建に向けて協力を表明しました。
同寺院には多くの木材が使われているので、日本の技術が役立つのでしょう。



宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウへ金属の
衝突体をぶつける実験でリュウグウ表面にクレーターができていることを確認したと発表した。
はやぶさ2がリュウグウの高度1.7キロから観測した結果、直径10メートル以上にわたって穴の
ように地形がへこんで変形していることが分かった。

小惑星へ人工的にクレーターを作ることに成功したのは世界初。
はやぶさ2は24日、高度20キロから降下を開始し、25日午前11時16分から約1時間半にわたり、
高度1.7キロから衝突装置がぶつかったと考えられるリュウグウ表面の領域を観測した。
その結果、計画で衝突体をぶつける予定だった地点から十数メートル程度離れた地点に、地形が
大きくくぼみ、黒っぽく色が変化している場所があることが明らかになった。津田雄一プロジェ
クトマネジャーは「まさに衝突装置で狙った地点に明らかな地形変化が確認された。
衝突実験は大成功だ」と話した。

JAXAなどは事前にリュウグウのような小惑星に衝突装置をぶつけた場合にできるクレーターの
大きさや形状を予測してきたが、実際は、予測の中で最も大きなサイズのクレーターが作れたと
みられるという。事前のクレーター予測の研究に取り組んできた
荒川政彦神戸大教授は「7年間この日を待ちわびていた。想像以上に、はっきりとくっきりと立派
な穴を確認することができ、人生最高の日だ」と話した。

はやぶさ2は今月5日、重さ約2キロの銅の球をリュウグウへ秒速2キロで撃ち込み、はやぶさ2から
分離された小型カメラが衝突によって物質が飛び散る様子の撮影に成功していた。
今年2月の着陸に続き、衝突実験もすべて計画通りに成功させた。
今後、クレーターやその周辺への着陸を検討する。

小惑星表面は、太陽や宇宙線の影響によって小惑星ができたころとは変質していると考えられる。
表面を覆う物質の下には、影響を受けていない「生」の物質があるとみられ、はやぶさ2は衝突実験
によって「生」の物質を露出させ、それを採取することによって、太陽系の初期の状況を解析する
ことを目指している。

衝突実験は、約5キロもの爆薬を詰めた衝突装置をリュウグウの上空500メートルで分離し、タイマー
によって40分後に爆発させ、その勢いで銅の球をリュウグウへぶつける。爆発などの破片にぶつから
ないようにするため、はやぶさ2は起爆までの間にリュウグウの陰へ隠れるという極めて高度な運用が
求められた。

以上の記事は、4月25日付けの「ヤフーニュース」から転載させて頂きました。


 

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