−日記帳(N0.2045)2018年11月20日−
森保J キルギスに快勝し今年の最終戦を飾る
−日記帳(N0.2046) 2018年11月21日−
東京地検 世界の自動車王 カルロス・ゴーン氏を逮捕


日本代表メンバー

カルロス・ゴーン氏


サッカー日本代表Aマッチ国際親善試合(キリン・チャレンジカップ)が20日、豊田スタジアム
で行われました。愛知県最大のサッカー場で、来年のラグビーW杯が行われる豊田スタジアム
観戦あるだけに大観衆で埋め尽くされた豊田スタジアムをテレビで懐かしく見入りました。

豊田スタジアム

豊田スタジアムには電車・バス等の公共交通手段が無く、地歩で往復するしか有りません。
ただ、試合がある当日だけ行きの臨時バスが出ますが、帰りは最寄りの豊田市駅に徒歩で
大きな白い豊田大橋をを渡って行くしか有りません。
ラグビーW杯の時は臨時バスを増強して外国人サポーターの便宜を図ってほしいものです。

豊田大橋

今年最後のAマッチ対戦国にFIFAランキング90位で格下のキリギスが選ばれたには残念でした。
森保監督は、勝算が有ったのか、国内組中心としてほぼ最強にだった前回のベネズエラ戦の
メンバーを総入れ替えして、Aマッチ初出場を含む下記のイレブンが出場しました。

GK:権田(鳥栖)
DF:室屋(FC東京)、槙野(浦和)、三浦(ガ大阪)、山中(横浜マ)
MF:伊東(柏)、守田(川崎)、三竿健(鹿島)、原口(ハノーバー)
FW:杉本(セ大阪)、北川(清水)

前半2分、細かいパスワークから北川にボールが渡ると北川はドリブルでペナルティエリア
手前に走り込む杉本へと縦パスを打ち込み、杉本はタメを作ってはたく。ペナルティエリア左
まで駆け上がった山中がこれに反応し、左足でダイレクトでのシュートを放つと、右ポストに
当たってゴールに吸い込まれ日本先制。

DF山中亮輔の先制ゴール

ボールサイドには原口と山中が立つ。キッカーは原口。右足で低い弾道のシュートを放つと、
壁の右を巻いた鋭いボールはマティアシュの正面に飛ぶ。これがマティアシュの手の中からこぼれて
ゴールネットを揺らし2点目ゴール。

MF原口元気の2点目ゴール

後半に入ると、途中出場の選手たちが躍動し同27分にFW大迫勇也、同28分には途中出場のMF中島翔哉
(ポルティモネンセ)がそれぞれ追加点を奪い、結局日本がキルギスを4-0で下し、年内最後の一戦を
快勝で飾り、16強入りしたW杯ロシア大会後に就任した森保監督の下で4勝1分けとしました。

日本は来年1月、2大会ぶりの優勝を目指してアラブ首長国連邦(UAE)でのアジア・カップに
臨み、9日の初戦でトルクメニスタンと対戦する。
日本・森保監督 「選手は主体的に、高い意志をもってプレーしてくれたのはよかった。
一部の選手だけではなく、日本代表として出来る事をたくさんの選手が見せてくれた。
アジア杯では優勝が目標。いままでをベースに、さらにレベルアップして臨みたい」
 

19日、現代の世界の自動車王、カルロス・ゴーン氏が東京地検に逮捕されたとの
日本からの衝撃的なニュースが世界を駆け巡りました。
東京地検特捜部は19日、仏ルノー・日産自動車・三菱自動車の会長を兼務するカルロス・ゴーン
容疑者(64)ら2人を金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで逮捕しました。

東京地検特捜部の調べによると、2011年3月期から2015年3月期までのゴーン容疑者の報酬が、
実際には、総額およそ99億9,800万円だったにもかかわらず、有価証券報告書に合計およそ
49億8,700万円とうその記載をした疑いが有るとのことです。

地検特捜部は19日、関係先として横浜市の日産本社などを家宅捜索しました。
関係者によると、自宅の購入代金などを同社側に全額負担させる一方、報酬として計上してい
ない疑いがあるとして地検特捜部に日産の関係者が相談していたとのことです。

同社側が負担した金額は数十億円に上るとみられ、こうした不正には日産の代表取締役の
グレッグ・ケリー氏も関与していたととのことです。

グレッグ・ケリー氏

3社の有価証券報告書などによると、ゴーン氏は2017年度、日産から7億3500万円、三菱自から
2億2700万円、ルノーから740万ユーロ(約9億5千万円)の役員報酬を受けております。

日産は19日、内部通報を受け、数カ月間にわたって内部調査を進めていたことを日産の現社長
の西川(さいかわ)氏が記者会見で公表しました明らかにした。
開示されるゴーン氏の報酬額を少なくするため、長年にわたり、実際の報酬額よりも少ない金額
を有価証券報告書に記載していたことが判明したとのことでした。

更に西川社長は「これまで検察当局に情報を提供するとともに、当局の捜査に全面的に協力してま
いりましたし、引き続き今後も協力してまいる所存です。株主の皆様をはじめとする関係者
に多大なご迷惑とご心配をおかけしますことを、深くおわび申し上げます」と付言しました。

記者会見中の西川社長

日産は同日、ゴーン氏に「複数の重大な不正行為」が認められたとし、ゴーン氏の会長職などを
解くことを取締役会で提案すると発表しました。ゴーン氏が刑事訴追された場合、経営責任を問
われるのは必至で販売台数で世界2位を誇るルノー・日産・三菱自連合にとって大打撃です。

カルロス・ゴーン氏は1954年にブラジルで生まれ、78年にミシュランに入社した。
85年にブラジルミシュラン社長に就いた後、89年には北米ミシュラン社長に就任。
96年にルノーに入社し、副社長に就いております。

99年、販売不振などで経営危機に陥っていた日産の筆頭株主になったルノーから日産に派遣され
同年10月、3年間で1兆円のコスト削減などを柱とする日産リバイバルプランを公表し、その後、
日産の業績はV字回復。2000年に日産の社長に就いております。

彼がこれほどにお金に執着するのは、母国ブラジルの大統領に出馬するための資金獲得にあると
の推測がされておりますが、その可能性は否定できないと思われます。
逮捕されても、今回の罪状では不起訴になる可能性もまた否定出来ないと思われます。


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