−日記帳(N0.2041)2018年11月15日−
日米野球 5勝1敗で日本勝ち越しで終了
−日記帳(N0.2042) 2018年月16日−
6光年先に「スーパーアース」発見、太陽に最も近い単一星を公転


侍JとMLB選抜の最終戦(第6戦)が行われたナゴヤドーム

太陽系か6光年の距離にある赤色矮星のバーナード星とその惑星の想像図


日米野球は15日、ナゴヤドームで最終第6戦を行い、日本代表「侍ジャパン」は
米大リーグ(MLB)オールスターチームに4-1で勝利を収め、3連勝で通算5勝1敗と
大きく勝ち越して大会を終えました。

日本は2回に源田壮亮遊撃手が満塁の場面で走者一掃の3点適時打を放つと、
菊池涼介二塁手の犠飛で加点し、計4点を先制。投手では先発の笠原祥太郎投手が
4回2/3で4安打無失点の好投を見せ、後続の3投手もロナルド・アクーニャ左翼手の
ソロ本塁打による1失点に抑えました。

満塁の場面で走者一掃の3点適時打の源田壮亮遊撃手

この日は先発オーダーに5人が名を連ねた西武の打者陣が2回に猛打を連ねました。
先頭の山川が四球を選ぶと、森が中前打、外崎が右前打で続いて無死満塁。
ここで打席に立った源田が、カウント2-2から低め変化球を上手く捉え、
右翼線いっぱいに落ちる走者一掃の三塁打で3点先取しました。

さらに1死三塁から菊池の中犠飛で4点目を追加。侍ジャパンは一気に4点を奪いました。
本拠地ナゴヤドームでの先発となった笠原は、早々に4点の援護をもらうと、
再三得点圏に走者を進めながらも粘投。5回に四球と左前打で無死一、二塁としながらも、
リアルミュートを左飛、ヘルナンデスを三振に仕留め球数制限で降板しました。
2走者を残すも2番手の岩貞がアクーニャJr.を三振と好救援で得点を許しませんでした。

好投して勝利投手になった中日・笠原投手

8回に3番手としてマウンドに上がった佐藤優(中日)が、先頭のアクーニャJr.にソロ弾を
バックスクリーンに運ばれ、なおも1死満塁のピンチ。
ここで迎えたチリーノス、テーラーを連続で空振り三振に斬り、さらなる失点を逃れた。
9回は山崎康晃(DeNA)が締めて、侍ジャパンは3連勝。対戦成績5勝1敗の圧勝で日米野球
の幕を閉じました。

試合を終えて握手する山崎と甲斐

太陽に最も近い単一の恒星を公転している「スーパーアース(Super Earth、巨大地球型惑星)」
を発見したとする研究論文が14日、発表された。
地球近傍の系外惑星の研究に光を当てる革新的な発見だという。

惑星は、太陽系からわずか6光年の距離にある赤色矮星のバーナード星(Barnard's Star)
を公転しており、現在のところ「バーナードスターb」と呼ばれている。
地球から2番目に近い太陽系外惑星で、主星の周りを233日で1周するという。

バーナードスターbの地上の想定図

発見した研究チームは、惑星を「凍結した、薄暗い天体」と表現し、地球の3.2倍以上の質量
を持つと説明。
銀河系のスケールで考えると、実質的には太陽系の裏庭にあるような近さにあるとしている。

バーナードスターbは主星の比較的近くにあるにもかかわらず、主星から受けるエネルギーは
地球が太陽から受けるエネルギーの2%足らずしかない。推定される表面温度はマイナス170度で
地球上で知られているような生命を維持することは難しいと考えられる。

 スペインのカタロニア宇宙研究所(IEEC)と宇宙科学研究所(Institute of Space Sciences)
に所属するイグナシ・リバス(Ignasi Ribas)氏は、「主星のハビタブルゾーン
(生命居住可能領域)から外れているのは間違いないため、液体の水は存在しない。
水やガスがあるとしても固体状である可能性が高い。凍結した惑星と呼んでいるのはそのためだ」
と説明している。

リバス氏と研究チームはバーナードスターbを見つけるために、7種類の異なる観測機器によって
得られた20年以上分の観測データを詳細に調査した。
研究チームは、惑星の重力が主星に及ぼす影響を調べるためにドップラー効果を用いた観測では、
惑星のサイズと軌道を比較的正確に予測することは可能だが、新発見の惑星がどのような姿をし
ているかを明らかにする試みは、現段階では臆測の域を出ないという。

リバス氏は「惑星の性質に関しては、あいまいな領域を出てはいない。
この程度の質量を持つ惑星が岩石質であることは、これまでに複数例確認されている。これは惑星
が地球に似た固体表面を持ち、その上部に何らかの大気や凍結層がある可能性があることを意味する」
と説明しながら、その一方で
「われわれがミニ海王星と呼ぶ、太陽系のガス状巨大惑星の小型版のような惑星」
である可能性もあると続けた。

バーナードスターbは寒冷で、生命の居住に適さず、直接観測もほぼ不可能だが、利点が一つある。
それは、非常に近いということだ。
これより地球の近くにあることが知られている唯一の系外惑星は、4光年強の距離にある連星系の
アルファ・ケンタウリ(Alpha Ce[ntauri)の中の1つの恒星を公転している惑星で2016年に発見された。

「太陽系のごく近傍にはそれほど多くの恒星は存在しない。系外惑星を探すための投資は高くつく」
と指摘するリバス氏は、「系外惑星を詳細に研究する目的でこれらの惑星を観測したいという希望が
あるなら、すぐ隣にあるものから始める必要がある。これがさらなる発見につながるかもしれない」
とコメントしている。

以上の記事は、11月15日付けの 「AFP BB NEWS」から引用させて頂きました。(筆者註)


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