−日記帳(N0.2037)2018年11月05日−
羽生結弦選手 GPシリーズフィンランド大会で優勝
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−日記帳(N0.2038) 2018年11月09日−
日米野球初日、柳田のサヨナラ3ランで先勝


華麗に滑る羽生結弦選手

サヨナラ3ランを放つ柳田選手


11月4日(日本時間5日)に閉幕したフィギュアスケートGPシリーズ「フィンランド大会」。
羽生結弦(23才)はショートで106.69点、フリーで190.43点、総合得点は297.12点を獲得し
優勝を飾った。結果的に、すべてが今季のルール改正後の世界最高得点だった。

そんな羽生がフリーの演技を披露する4番前、緊張した面持ちで滑り出した17才の少年がいた。
どことなく羽生に雰囲気が似ている。
「韓国のユヅ」との異名を持つ、男子フィギュアスケート選手、チャ・ジュンファンだ。

2人の出会いは3年前、ジュンファンは羽生のコーチであるブライアン・オーサー氏から指導を
受けたいと、自ら志願し、韓国から練習拠点のあるカナダのトロントに渡ったのだ。
今シーズンの2人の初戦となった、9月の「オータムクラシック」。

羽生とジュンファンはワンツーフィニッシュを決めた。
そんな羽生とジュンファンの関係性を物語るエピソードがある。
オータムクラシック終了から2日後、練習拠点であるトロントでささやかな
パーティーが開かれた。

ジュンファンの母親が息子の銀メダル獲得を祝って催した宴だった。
その時、会場にふらりと現れた羽生はパーティーの主役であるジュンファンに向かって、
「散々な演技だったぼくに次いで、きみは2位だった(笑い)」と冗談めかして囁いたという。

それにジュンファンが恐縮し、「あなたには絶対に勝てません」とつぶやくと、
羽生はこう告げたという。
「シニアに上がった時、ぼくはすべての選手を尊敬していた。中でも、一番強い選手の写真
を持っていた。彼らに勝ちたかったから。

ジュンファンもぼくに、同じことをするべきだと思う。きみはぼくに勝たなくちゃならない。
よく覚えておいて。今回のきみのように大会で2位に終わるより最悪なことが1つある。
ぼくが(オータムクラシックで)やったように、酷い演技で1位になること」

そう言い終えると、羽生はその場を立ち去ったという。
「現役で競技をしていると、
下からつきあげるように成長してくる選手に教えたり目をかけたりするのは難しい。
でも羽生の場合は、そんな勢いのある若手の登場を楽しみにしていたところがありました」

しかし、ジュンファンはあくまで羽生を気にするそぶりを見せない。
今年2月の平昌五輪の直前、韓国メディアに対し、ジュンファンは羽生と比較されることに対し、
こう語っている。「羽生選手を超えるつもりはまったくありません。

むしろ、自分自身を超えたい。羽生選手との関係は、ただの顔見知り程度です」
「(比較されることを)何とも思っていません。
ぼくは試合前は自分のことだけを考えるタイプです」
羽生も同じだ。順位より自分との闘いにこだわる。

2010年のバンクーバー五輪で、羽生にとって憧れの存在だった
ロシアのエフゲニー・プルシェンコ(36才)は「採点方法を変えるべきではないか。
オリンピックの優勝者が4回転をやらないなんて、ちょっとわからないです」と苦言を呈した。

優勝した選手が3回転以下のジャンプのみに抑え、確実に演技して金メダルを獲得したこと
への抗議だった。
「新たな技や表現に挑戦しない限り前に進んでいかない」という強い信念があった。
時代は彼が言っていた通りになった。幼い頃からプルシェンコに憧れ続けてきた羽生は、
その思いが誰よりも強い。

「今回羽生が披露し、世界初といわれた4回転からのトリプルアクセルも点数が倍に
なるわけではない。それでも初めてのことに挑戦しました。何度転んでもめげず、
自分の後を追ってくれる、
本当に認めたライバルが後輩から現れてほしい。そんな羽生の思いにこたえてくれたのが
ジュンファンなのかもしれません」

女性セブン2018年11月22日号


稲葉篤紀監督(46)率いる侍ジャパンがあまりに劇的な勝利でMLB選抜相手に白星スタート を切った。 2点差で迎えた9回、代打・会沢(広島)の適時打で1点差に迫ると、柳田(ソフトバンク)が バックスクリーンへ逆転のサヨナラ2ランを放った。

柳田は広島との日本シリーズ第5戦で(ヤフオクドーム)で放ったサヨナラ弾に続いての劇弾と なった。 2点差で迎えた9回。1死から菊池(広島)の代打に出た上林(ソフトバンク)が中前打を放ち、 二盗に成功。

2死後、それまで3三振の4番・山川(西武)の代打に出た会沢がセンターへタイムリーを放ち 1点差とすると 2死一塁で柳田が外角速球を引きつけフルスイング。バックスクリーンに逆転のサヨナラ2ラン を叩き込んだ。

MLB選抜は3回、先頭の8番・ロサリオが侍ジャパン先発・岸(楽天)から左越えソロ本塁打を 放って先制すると、1―1で迎えた5回にはサンタナの左越え3ランで勝ち越し。 4―4で迎えた6回には8日に行われた巨人とのエキシビションゲームで天井直撃の二塁打を放っ たソトが 左越え2ランを放って再び勝ち越したが、最後に4番手・イエーツが力尽きた。

米国チームコーチの元ヤンキース松井さんの始球式

同点打の秋山選手

ホームインする広島・菊池選手

勝ち越し2ランのMLBソト選手

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