−日記帳(N0.2065)2018年07月27日− | |
台風12号が当地の東海地方に接近する可能性大 |
−日記帳(N0.2066) 2018年08月02日− |
今年の猛暑について考える |
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台風12号の進路予想 |
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8月1日の地表面温度 |
命に関わる猛暑が続いているので、台風が来て涼しくなったら、なんて不謹慎なことを呟いていたら、 本当に台風が来そうな雲行きになってきました。台風12号は今日6時現在、父島付近に在り、970hPaの強い勢力で北上しつつあります。 (上図参照)通常の台風なら、東の方向に進むのですが12号はある特殊事情で西の方向に進んでおります。 「寒冷渦」と呼ばれる上空に寒気を伴った空気の渦が四国沖に停滞していることがその特殊事情です。 偏西風の蛇行が激しくなると、蛇行が低緯度側へ張り出した部分(気圧の谷)が切り離されて独立した渦となることがあり、 今回の「寒冷渦」はこれに相当します。この部分は北極から寒気が入り込むため周囲よりも寒冷な低気圧になります。 |
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台風12号と寒冷渦 |
台風12号は27日午後の時点で、寒冷渦と太平洋高気圧との間を北上しております。 ただし、列島の北には大陸のチベット高気圧が、台風の進路を阻むように張り出しているため、 台風12号は冒頭の進路図に示すように進路を西に変え、寒冷渦の反時計回りの気流に流されて 東海から西日本方面へ西進すると予想されます。 従って、我々が住む知多地区は進路の右側に位置するため最悪の位置になることが予想されます。 右側が危険であることの理由は下図によります。 |
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台風の右側が危険な理由 |
右側では中心に向かって強風が吹き、豪雨が降るため危険な領域の「危険半円」となり、左側は弱風、少雨の「可航半円」 となります。大げさに言えば、左側は地獄、右側は天国です。 戦前から生き永らえている私にとって、台風が西進することは初めての経験です。 台風12号は大型ではなくコンパクトな台風ですが、東海から西日本に上陸した後、通常の台風のようにそれほど速度を上げずに 長い時間、先の豪雨で被害に遭った広島や岡山地方を通過していくことで更に被害を大きくする恐れがあります。 つい先日までは猛暑で熱中症で人々を苦しめ、今度は風と雨で更に苦しめようとしている・・・。 今日は午後11時の時点で室温は27度で涼しく、しかも風鈴を軽く鳴らす度の南風が吹いておりました。 寝室の二階には南北に窓が取り付けられておりますので、南北の窓を網戸越しに解放し、氷枕を敷いて床に就きました。 中日が東京ドームでの巨人戦で山口にノーヒットノーランで負けた屈辱を思いながらも深い眠りに落ちていきました。 毎晩、最後に就寝するのは高齢者の私です。従って、最後に就寝する私は次のことを行います。 1.部屋の窓を閉めること 2.電灯を消すこと 3.エアコンを止めること 4.所定の薬を服用すること 年に何回か、エアコンを止め忘れて女房殿に叱られることは有りますが、その他のことを忘れることは有りませんでした。 このところの猛暑で、7月中旬頃より毎晩、寝室のエアコンを稼働させておりましたが、昨晩は時折吹き抜けていく南からの 涼風を受けて、風鈴の音を聞きながら寝入ることが出来ました。 その他に時々することが有ります。 それは、携帯画面を通じて我が家の二階の窓の上に取り付けられている監視カメラに写る我が家の玄関の様子を監視することです。 監視画面は衛星を介して繋げられておりますので世界中の何処からでも覧ることが出来ます。また、玄関には人物や動物などが 近づくとブザーが鳴るとともに、人感ライトが発光する装置が設置されております。 ある深夜のことでした。ブザーが鳴ったので監視カメラで覧ると、酔っ払いが玄関先で喚いているのが現認されました。 幸い、しばらくして立ち去っていきましたので事なきを得ました。カメラの映像は常に録画され大容量のHDDに記録されて おりますので、被害があった場合は警察に映像記録を提出し犯人検挙に役立たせることが出来るかも知れません。 郵便箱の前に人が立つとブザーが鳴るので便利です。 |
今年の猛暑は、私のこれまでの人生で経験したことが有りません。 昭和20年8月15日の終戦の日は、当時の私にとってそれまでに経験したことの無い暑い日でした。 しかし、昭和20年8月15日の東京の最高気温は32.3度でしたが、今日の東京の最高気温は37.3度でした。 東日本の月間平均気温は平年を2.8度上回り、1946年の統計開始以来、最も高うなっております。 7月23日には埼玉県熊谷市で国内観測史上最高の41.1度を記録。同庁の竹川元章予報官は、この猛暑は7月上旬の西日本や東海を中心とする豪雨とともに、 「30年に一度以下の頻度で起こる異常気象であったと言える」と話しております。 竹川予報官は一方で、「起こるはずのないことが起こったわけではない。地球温暖化が進行し、大雨や顕著な高温が長期的に増えている。 将来も増えると予想されている」と説明しております。 この猛暑は太平洋高気圧が日本に張り出し、上空のチベット高気圧も重なって、暖かい空気に覆われたのが要因で、 5年前に高知県四万十市で当時最高記録の41.0度を観測した際も同様の状況でした。 東日本の地域別平均気温は、関東甲信と北陸が平年を3.0度、東海が2.5度上回り、いずれも統計開始以来の最高。 西日本の平均気温は平年を1.6度上回り、2004年、13年の7月と並んで2番目に高く、西日本のうち近畿は平年を2.4度上回り 、94年7月と並んで最も高くなりました。沖縄の那覇の今日の最高気温は30.1度でしたので避暑先になっております。 |
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最高気温の熊谷の風景 |
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