−日記帳(N0.2061)2018年07月07日− | |
「平成30年7月豪雨」 西日本で豪雨被害拡大 死者200人超 |
−日記帳(N0.2062) 2018年07月18日− |
岐阜県多治見市で40度越えの猛暑 |
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広島市内で、冠水した道路を走る車列 |
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7月18日、40度越え下した岐阜県多治見市 |
西日本を中心とした豪雨被害は各地で拡大し、毎日新聞のまとめでは、10日午前0時現在、 13府県で125人が死亡、89人の安否が不明となっている。豪雨災害で死者が100人を超えるのは、 1983年7月の山陰豪雨(死者112人)以来で、平成では最悪の被害となった。 被災地は9日夜以降、生存率が急激に低下するとされる「発生から72時間」を迎える。 梅雨が明けて各被災地で真夏日を記録する中、自衛隊や警察などが懸命の救助、捜索活動を続けているが、 がれきや土砂などに阻まれ難航している。 死者数の内訳は、広島46人▽岡山36人▽愛媛25人▽京都4人▽山口、福岡各3人▽兵庫、鹿児島各2人−−など。 防衛省などによると、自衛隊は約2万9000人、警察は19都府県から約680人、消防は16府県から約1000人の態勢で、 安否不明者の捜索や孤立した住民の救助活動を続けている。 岡山県倉敷市真備(まび)町地区では、堤防が決壊し、地区の約3割にあたる約12平方キロが水没。 8日以降、住宅などから28人の遺体が見つかり、安否不明者は26人に上る。 ポンプ車を使った排水作業で水が引き始めたため、消防は各戸を回って安否不明者の捜索に乗り出している。 広島県では9日、多数の家屋が流された広島市安芸区矢野東で3人の死亡を確認。東広島市では、 非常招集中に車ごと川に転落した東広島署の警部補(58)ら12人が死亡した。 愛媛県宇和島市吉田町では、土砂崩れが相次ぎ、小学4年の男児ら一家3人が遺体で見つかるなど、11人が死亡した。 各地で崖崩れなどが発生し、道路が寸断。停電や断水も続いている。国土交通省などによると 、崖崩れなどの土砂災害は9日午後1時現在、29道府県で計244件発生した。 総務省消防庁によると、床下・床上浸水は28道府県で1万1128棟に上る。 避難指示・勧告は長崎県から岐阜県まで14府県に及び、各地の避難所には9日午後5時半現在、計1万1227人が避難している。 平成で最悪の被害となった西日本豪雨について、気象庁は停滞した梅雨前線に2つの方向から多量の水蒸気が流れ込んだことなど複数の要因が重なって 起きたと解析しました。 気象庁によりますと、今回の豪雨では全国122の地点で72時間降水量が観測史上1位を記録したほか、広島県と岐阜県で発達した積乱雲が線状に連なる 「線状降水帯」が発生しました。7月5日から8日の記録的大雨の原因を解析したところ、西日本付近に停滞する梅雨前線に東シナ海付近からと 太平洋高気圧を回り込む2つの方向から多量の水蒸気が流れ込んだことや梅雨前線の北側から寒気が入り込んで 上昇気流が強まって活動がさらに活発になったことなど複数の要因が重なって発生したとしました。 気象庁は大雨特別警報を11府県に発表しましたが、 被害が甚大になったことについて「基準にのっとり適切に発表した」としましたが、どのように周知されたかを分析して発表の仕方などを 検討していきたいとしています。 ![]() ボートで避難する住民 | |
私の長い人生の中で、このところの猛暑の凄まじさは過去に覚えが有りません。73年前の昭和20年8月15日の終戦の日の時の暑さがそれまでの人生で最高でしたが、 今日の屋外で37度、屋内でも32度を超える今日の暑さはそれを遙かに超えております。岐阜県多治見市で今日午後2時半頃40.7度を記録しました。 |
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最高温度40.7度を表示している多治見市の温度表示 |
エアコンのお陰で、この猛暑でも居室は37度前後に保持されているので快適ですが、それでもアイスなど冷たい菓子を欲しくなります。 その思いは、平安の世でも同じ、清少納言は暑い日、平安時代のかき氷「あまずら」所望し、次の句を詠んでおります。 「あてなるもの。…削り氷にあまずら入れて、あたらしきかなまりに入れたる。」 「かなまり」は金属製のお椀、「あまずら」はツタの樹液を煮詰めて作る、一見蜂蜜に似た平安時代の甘味料のことです。 傷一つ無い金属の小椀に盛り付け、黄金色のあまずらをかけた平安時代のかき氷。お椀の表面が冷気で白くなり、露を結び、いよいよ冷たさを増す様 を清少納言は見事に表現しております。 |
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現代のかき氷 |
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清少納言 |
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「かなまり」 |
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