−日記帳(N0.1920)2017年02月11日−
建国の日を迎えて
−日記帳(N0.1921) 2017年02月12日−
安倍首相 トランプと親交深め成功裏に帰国


建国の象徴、高千穂峡

会談に臨む日米両国首脳


雲に聳(そび)ゆる高千穂の
高根おろしに草も木も
なびきふしけん大御世(おおみよ)を
仰ぐ今日こそたのしけれ
仰ぐ今日こそたのしけれ

日本が何時建国されたのかは判っておりません。 そこで、史実に基づく建国された日とは関係なく、建国されたという事実をお祝いするという考えのもとで「記念日」ではなく「記念の日」となりました。

小学生だった頃、今日2月11日にこの歌を学校の校庭で合唱したことを覚えております。
当時は「紀元節」の唱歌でした。ところで、今日は土曜日で休日のところが多いのに、月曜日が振替休日 にならないのはどうしてなんだろう。

しかし、よくよく考えてみれば、元々日曜日は法律が定めている休日であって、土曜日は世間が決めている休日 ですから土曜日が休日による振替休日は有り得ないことが判り納得です。

しかし、不運なことに今年は、土曜日が祝日になるケースが今日を含めて4回も有ります。
サラリーマン諸氏の嘆きが聞こえてくるようです。
2月11日(土) 建国記念日
4月29日(土) 昭和の日
9月23日(土) 秋分の日
12月23日(土) 天皇誕生日
ああ!無情なるかな 2017年の暦よ、土曜日が休日になるよう法改正されんことを願う。

安倍総理は2月10日、米国のトランプ新大統領と会談しましたが、会談そのものよりその後のゴルフ外交に大きな意味が有ったように思います。国際舞台に立つ政治家としては大先輩の安倍首相に対するトランプ大統領の厚遇ぶりに当事国の日米だけでなく世界を驚かせました。

10日のワシントンでの首脳会談後、安倍夫妻とトランプ夫妻は、大統領専用機でフロリダ州パームビーチにあるトランプの別荘に移動し、安倍夫妻は同別荘に2泊し、トランプとゴルフを楽しみました。両首脳は通訳のみ連れてカートで1・5ラウンド、つまり27ホールも回ったことになります。

安倍首相はある程度英語は話せますから通訳なしで、通訳から離れて私話したことと思います。それが両首脳にとってとても重要なことだったと思います。80台で回れる安倍首相に対して、トランプ大統領はシングルプレーヤーであり、かつ慣れ親しんだ地元であることから勝敗はトランプ大統領 有利だったと思われます。結果は公表されてないようです。

ゴルフ場での会談、つまりグリーン会談はトランプ大統領は言う及ばず、今回の安倍首相の最大目的であったと思われます。なぜならば、ノートテイカー(筆記者)がいないため互いに本音で話し合うことができたからです。

超大国米国との関係は日本外交にとって最大の課題であり、両国首脳が個人的に仲良くするのは日本にとって大変いいことです。 さまざまな面で、今回の会談は大成功で、安倍首相の訪米、会談、ゴルフ外交は100点満点だったと思います。

プレー中のトランプ大統領と安倍首相

オバマ前大統領と安倍首相を好んでいなかったのか、安倍首相が訪米しても二人だけで食事したゴルフをするような機会を回避していたように思えます。またオバマ前大統領が訪日した折に、折角隣り合って寿司を食べたのですが、美味しそうに食べる素振りは見せませんでした。

安倍総理誕生の2012年12月26日から約3ヶ月もかけてオバマ前大統領との初会談が実現したのに会談は、わずか1時間という「冷遇ぶり」でした。 ところが、オバマ前大統領が習近平中国国家主席を国賓として招いた際は、会談場所がホワイトハウスではなく、カリフォルニア州サニーランズにある農園だったこと。そして、会談時間が1泊2日で計8時間だったことからも安倍首相への冷遇ぶりが大きく目立ちます。

会談を終えて、両首脳が日本のカメラマンたちに話す場面がありました。カメラマンが安倍首相に「こちらを見て下さい」と声を掛けました。 隣のトランプ大統領が安倍首相に、「彼は何と言ったんだね」と英語で尋ねました。」安倍総理は「Look at me」と即座に答えました。 トランプ大統領はこれを勘違いして安倍首相を見つめました。 やがて、トランプ大統領から握手を求めてきました。握手は19秒間に及び、トランプ大統領は重ねた右手に左手を更に重ねるなど異常に思えるほどでした。呆れた安倍首相は手を離してから「オーノー」と言いたげでした。

手を差し出すトランプ大統領と警戒気味の安倍首相

長い握手に閉口して呆れ顔の安倍首相

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