−日記帳(N0.1902)2017年01月07日− | |
宇宙から謎の電波 発生源特定 |
−日記帳(N0.1903) 2017年01月09日− |
全国高校サッカー選手権 青森山田初優勝 |
![]() |
オーストラリアのニューサウスウェールズ州にあるパークス天文台 |
![]() |
青森山田−前橋育英戦で後半、ゴールを決める青森山田・鳴海選手 |
宇宙の彼方から地球にいろいろな電波が届いております。地球は電子と陽子で構成されたヴァン・アレン帯で包まれおりますので 弱い電波はヴァン・アレン帯で遮蔽されるため地上まで届きませんが強い電波なら、電波望遠鏡などで捉えることができます。 電波望遠鏡で一瞬だけ強い電波を観測する現象を「高速電波バースト(FRB:fast radio burst)」と呼んでおります。1月4日、 英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された研究論文によると、2016年に米ニューメキシコ州にある望遠鏡で観測されたFRBは、地球から約30億光年の距離にある小型の銀河(矮小銀河)から発せられた可能性が高いとされております。 地球と太陽の距離が1/65,700光年ですので30億光年は想像を絶する遠い宇宙の彼方であることが判ります。そんな遠い処から発信された電波が地球まで届くのですから発信先の放射エネルギー量は莫大で、1000分の1秒間に放射するそのエネルギー量は太陽放射の1万年分に匹敵すると計算されております。 FRBは2007年、オーストラリアのニューサウスウェールズ州にあるパークス天文台で過去のデータを調べていた天体物理学者 シャーミ・チャタジー氏によって発見されました。その後、FRBを宇宙人のラジオ放送、またはFRBに数学的なパターンが見られるなどと主張する学者も現れました。しかし、データが蓄積されるにつれ、そのパターンは見えにくくなってしまったと言われております。 彼らは、2001年8月24日に異常に強力なエネルギーの噴出が検出されていたことに気付きました。その持続時間はわずか5ミリ秒でした。天文学者たちは当初は懐疑的で、局所的な干渉ではないのか、近くの牧場でヒツジが電気柵にぶつかって発生した電波ではないのかと考えていたようです。 その後の観測により、高速電波バーストは実際に宇宙で発生したものであると証明され、今では宇宙全体で毎日5000〜1万回も発生していると推定されておりますが、これだけ多く発生しているにもかかわらず、その発生機構は不明のままです。 パークス天文台は、1969年に世界で初めて月面着陸の映像を中継したことでも知られており、17年もの間、異常な無線信号の影響に悩まされておりましたが、実はその原因が電子レンジでした。 |
第95回全国高校サッカー選手権静岡県大会で、母校藤枝東は常葉橘に3戦目で破れ敗退しております。結局、藤枝明誠が準決勝戦で静岡学園、決勝戦で清水桜ヶ丘を撃破した浜松開誠館を破って優勝しました。 そして大晦日、激戦区大阪を勝ち抜いた東海大仰星と対戦しました。 前半22分、左サイドから東海大仰星のDF玄尚悟(3年)のヘディングシュートがゴール前にいた藤枝明誠FW遠野大弥(3年)の肩付近に当たりオウンゴールで東海大仰星が先制しました。 その後も東海大仰星が優位委試合を運びましたが追加点は奪えずに1-0で前半終了。 それでも後半8分、PA手前やや右の絶好の位置でFKを獲得しDF中道慶人(3年)が左足で蹴り込んだボールは壁の上を超え、ゴール左隅へ突き刺ささり、藤枝明誠が追いつきました。 後半9分、東海大仰星が敵陣内でボールを奪取し、シュートカウンターで一気に攻め込む。MF新保隼人(3年)のスルーパスからゴール前右へ抜けた松井が右足ダイレクトでシュートしてゴール、2−1とリードしました。後半26分、藤枝明誠の藤本がPA内で倒されてPKを獲得したものの丹羽のシュートは守護神・宮本の右手一本に弾かれて得点できませんでした。 後半35分にはサイドライン付近での競り合いでバウンドしたボールに対してDF津野匡哉(3年)と競り合ったFW藤山海星(2年)が足を高く上げ、一発退場。藤枝明誠は数的有利に立ち後半終了間際の40分には右クロスに飛び込んだ遠野のヘディングシュートは無情にもクロスバーを叩きそのまま試合は終了。優位にたちながらオウンゴール PKを外すなど不運が重なり藤枝明誠は初戦で敗退してしまいました。 |
![]() |
第95回全国高校サッカー選手権試合結果 |
優勝候補ナンバーワンの東福岡を東海大仰星が一方的に攻められながらもワンチャンスをモノにして準々決勝を1−0で辛勝。 1月7日、埼玉スタジアムで勢いに乗る東海大仰星と、高円宮杯U−18サッカーリーグ2016チャンピオンシップとの2冠を目指す青森山田で準決勝戦が行われ、2−1で青森山田が勝利しました。 青森山田は23分、左サイドの広大なスペースを三国スティビアエブスがドリブルで持ち運び、エリア内に進入。そのまま右足に持ちかえてシュートを放つと、ボールはサイドネットに突き刺ささり先制。 直後の26分、東海大仰星はセカンドボールを拾った大崎航詩が左足で上げたクロスを、ファーサイドの松井が右足インサイドでミート。ゴール左隅へ流し込んで同点に持ち込みました。 それでも41分、青森山田は郷家友太のロングスローがエリア内にこぼれると、小山新が左足を振りぬく。これはGK宮本一郎が防ぐが、こぼれ球を高橋壱晟が押し込みネットを揺らして再び1点リードして前半終了。ジェフユナイテッド千葉内定の高橋はこれで今大会全4試合連続ゴールとなりました。 東海大仰星の猛攻に耐えた青森山田が2−1で勝利し決勝に駒を進めました。一方の東海大仰星は、初のファイナル進出とはなりませでした。そして、迎えた1月9日の埼玉スタジアムでの前橋育英との決勝戦は5−0で圧勝し青森山田は初優勝し、高円宮杯U−18と併せて二冠を制しました。 |
![]() |
優勝に沸く青森山田の選手たち |
前 頁 へ | 目 次 へ | 次 頁 へ |