−日記帳(N0.1851)2016年09月18日−
星への思い(1)
−日記帳(N0.1852) 2016年09月20日−
台風16号、当地を通過して駿河湾沖で温低に


ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された、地球に最も近い恒星 プロキシマ・ケンタウリ

台風16号の進路


日頃、思い悩んだり、憂鬱になったりした時、私は宇宙に思いを寄せることにしております。

・星と星の間の暗黒の先は。
・星がきらめくのは?
・星の数はどのくらい?
・地球に最も近い恒星は?
・地球から最も遠い恒星は?
・最も大きい恒星は?

星と星の間の暗黒の先にも、実は無数の星が存在しているのですがあまりにも遠くに在るため目視できないだけです。
一説によれば全宇宙の恒星数は(1.6×10の24乗)個とされております。その真偽はともかく、数え切れない数であることに間違いありません。

星がきらめくのは、星自ら核融合を起こして高熱を発生しているからです。高温になるほど白っぽく、低温になるほど赤っぽくなります。ペテルギウスが赤っぽく観えるのは3,800度しかないからです。白っぽい太陽は6,000度です。

地球に最も近い恒星はプロキシマ・ケンタウリで、地球から4.25光年先に在ります。 地球と太陽との距離は0.00001581光年ですから、近いといっても地球と太陽の距離の約27万倍です。地球規模で考えれば途方もなく遠い存在です。

観測された中で最も遠い恒星は「GRB 090429B」という名前で、約132億光年の距離です。下の写真の矢印の先の僅かな点がその恒星です。

恒星「GRB 090429B」

最も大きい恒星は「ウェスタールンド1-26」で、その半径は太陽のおよそ1,530倍で、仮にこの星を太陽系に置いたとすると、その光球は木星の軌道まで達するとのことです。

壮大な事実です。こんなことを考えていたら気が楽になりました。

上図は今回の台風の進路ですが、当地(上図の赤点)、知多地域を通過してから浜松付近で急激に、富士山を避けるかのように、進行方向が北東から南東に変わり、精根尽き果てたかのように勢力が弱まって温帯性低気圧になりました。

水蒸気を多く含んだ強風が富士山に吹きつけると、山腹に沿うようにして上昇気流が起きます。 そして、山頂で雲が発生。雲が富士山の山頂で静かに止まって傘雲として見えるのは、風下側では下降気流となって、雲粒が消えてゆくためです。 下の写真は、その時の様子です。

台風によって生じた富士山の傘雲

迷走台風10号

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