−日記帳(N0.1849)2016年09月16日−
NASA探査機 小惑星ベンヌへ往復7年の旅
−日記帳(N0.1850) 2016年09月17日−
中日・小熊投手 「みんなのMVP」で1位獲得


小惑星ベンヌの軌道

9月17日の広島戦で勝利し「みんなのMVP」で1位獲得の小熊投手


今後数百年の間、もし地球が壊滅的なダメージを受けるとすれば、それは小惑星の衝突と考えられます。 「ベンヌ」は1999年に発見された直径487mほどの小惑星で、平均時速10.1万qの猛スピードで太陽を6年周期で公転している。このベンヌの2135年に地球に最接近する際の公転軌道が、地球と月との間をすり抜けるような異常な近さであることが判明しております。

アリゾナ大学惑星科学のダンテ・ローレッタ教授は、「2135年のベンヌの接近は、今後の軌道に大きな影響を与える潜在的な力がある」と発言しており、現時点での予測では、衝突の可能性は高くないものの、万が一地球と衝突した場合の破壊力は高性能爆薬の30億トン分の爆発力(広島に投下された原爆の200倍に匹敵)であることから世界的大惨事を引き起こす可能性を秘めております。

この小惑星ベンヌに向けう探査機、NASAのオシリス・レックス宇宙船がアトラスVロケットに搭載されて、2016年9月8日に、フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられました。

オシリス・レックス宇宙船の打ち上げ風景

オシリス・レックス宇宙船

オシリス・レックス宇宙船の小惑星ベンヌへの往復には約8億ドル(約820億円)かかる上、地球帰還までに7年という長旅を擁します。まずオシリス・レックスは太陽の周りを1周し、2017年9月22日に地球の近傍を通過。そして2018年8月までには、ベンヌへの接近を始め、その後2年間にわたり目標に近付きながらその地形を読み取り、着陸とサンプル採取に最適な地点を見極めます。

そして2020年7月にベンヌに着陸して2021年3月までベンヌに留まり、その間にサンプル採取を行い、その後探査機は地球のすぐ近くまで帰還し、2023年9月17日、ベンヌのサンプルを入れたカプセルを地球上に分離することになっております。この方法は、既に日本の「はやぶさ」で行われ成功しております。

ベンヌ探査機オシリス・レックスは、小惑星の地表から少なくとも2オンスのサンプルを、研究のために地球へ持ち帰るアメリカ初のミッションとなります。小惑星ベンヌは、太陽系の起源と、地球上で見つかった水と有機分子の発祥の手がかりとなることが期待されております。

最下位に低迷する中日ドラゴンズに明る話題は、このところ全く有りませんでしたが、今季大きく負け越している広島戦で先発の小熊投手が投打に大活躍して、プロ野球速報の「みんなのMVP」に選ばれ久しぶりに明るい話題を提供しました。

4回表、二死満塁の場面では、0-1からライト前にヒットしに二者を還して先制、5回2/3を投げて小川に代わるまで、4回裏松山のタイムリーによる1点に抑えて勝利投手になりました。

2016年04月06日のDeNA戦では1安打のみの完封を果たしたことで彼の存在を知り、当サイトで取り上げました。今日は、小熊が先発、3回まで両チーム無得点の静かな立ち上がり。広島先発ヘーゲンズは3回2安打無失点。中日は4回に小熊の2点適時打で先制。5回にも犠飛などで3点を追加したのに対し、広島は4回に松山の適時打で1点返し9回裏には、丸の2ランで2点を返したものの、田島がが逃げ切り中日が5-3で勝利しました。

広島のホームグランド マツダスタジアム

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