−日記帳(N0.1819)2016年06月19日−
Windows8.1から10にアップグレード
−日記帳(N0.1820) 2016年06月20日−
宇宙開発・天文に関する話題(1)


マイクロソフト社のWindows10の広告

131億光年離れた銀河のイメージ図。巨大な星の紫外線によって電子を剥がされた酸素が緑色に


今日、6月20日を以て、我が家のネット環境に大きな変化が有りました。まず、光回線が従来のNTT西日本からソフトバンクに変わりました。 自宅前の電柱から我が家の壁穴を通してNTTのモデム(PR-400NE)まで光回線が届いております。NTTモデムは電波を発信してませんので、無線Lanを構築 するために、これまでとおりバッファローのルーターを使い続けるものと思い込んでおりました。

ところが、ソフトバンク・モデム(E-WMTA2-2 型番:J18V115.00) は電波を発するのでその必要は無いことが判り、惜しみつつもバッファローのルーター を撤去しました。こうして、玄関前のモデム台は写真のとおりスッキリしました。

モデム台

ソフトバンクモデム

更に、電話回線がNTTからソフトバンクに移行(Yahoo! BB 光 with フレッツ/フレッツコース)したことで電話が不通になる事態が発生し当惑しました。 止む無く携帯でソフトバン・クサポートセンターに相談したところ、工事によるもので間もなく回復するとのことで、実際に後に開通し事なきを得ました。

次の変化は、これまでのWindows8.1からWindows10にOSをグレードアップしたことでした。
Microsoft社のホームページ を通して、凡そ45分ぐらいかけて、再起動を繰り返しながらグレードアップしました。

アップ後に困った事態になり面喰いました。私のホームページ等のプログラムが全く開かないのです。困り果てて、ソフトバンク・サポートセンターに相談したところ、 ブラウザが Microsoft Edgeになっているので、Interenet Explorer に戻す必要が有るとのことでした。

Windows 10 では、従来の Internet Explorer(IE)に代わって新規格の Webブラウザ「Microsoft Edge(Edge)」が標準搭載されています。 白の四角4個から成るスタートボタンを左クイックして表示される「予定と近況」からEdge、IEにアクセスできます。またフォト、PCカルテ、設定を開くこともできます。 このように、スタートボタンから身近なサイトに誘導してくれるのがWindows 10の特徴であると思います。当初は馴染めなかったのですが、慣れれていくほどにその便利 さが伝わってくるように思います。

ここ数日、宇宙に関する興味あるニュースがいくつか報道されました。このところ、国際的に嫌なニュースが飛び交っておりますので、雄大な宇宙の話題を取り上げて 気宇壮大な思いに簸たってみたいと思います。

(1)131億光年先の銀河で酸素観測 最も遠い宇宙で成功

宇宙の天体はビッグバーン以来膨張し続けていると考えられております。そして膨張する速さとその距離が正比例することが1929年、エドウィン・ハッブル等によって 発見され「ハッブルの法則」として知られております。この法則を使って宇宙の大きさを推測することが出来ます。

v を天体が我々から遠ざかる速さ、rを我々からその天体までの距離とすると、v=Hrで表されます。
ここでHはハッブルの定数で、H=70.5 km/s/Mpc です。 vを光速(=30万q/s)とすると、r=v/H=(30万q/s)/(70.5km/s/Mpc)=(300,000/70.)・326万光年=138億光年  但し 1Mpc = 326万光年

従って、131億光年は宇宙の果てに近い途方もない遠いところです。 大阪産業大などの研究チームは6月16日、これまでで最も遠い131億光年先の銀河で酸素の観測に成功したと発表した。 138億年前に起きたビッグバンから7億年後の初期宇宙で酸素を確認したことになり、銀河の成り立ちの解明につながる可能性があると考えられます。

宇宙では、遠い天体が発した光ほど地球に届くまで時間がかかるため、昔の姿を見ていることになる。今回観測した131億光年先の銀河は131億年前の姿です。 研究チームは、巨大な星などから出る紫外線によって電子をはがされた酸素が放つ光に注目。南米・チリにあるアルマ望遠鏡で昨年6月、131億光年先の銀河で 光の検出に成功しました。

酸素はビッグバン直後には存在せず、その後にできた星の内部で生まれ、星の爆発で宇宙に放出されたことがわかっております。 初期の宇宙で酸素が確認されたことで、酸素が生まれた時期や、その経緯の解明につながる可能性があるととのことです。 同大の井上昭雄准教授は「宇宙の形成に影響を与えた天体がどんなものだったかが、今後さらに分かるだろう」と話しております。 研究論文が16日付の米科学誌サイエンス(電子版)に掲載されれます。

(2)イトカワから回収の微粒子から表面に45億年前形成の模様

探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から持ち帰った微粒子の電子顕微鏡写真。階段状の模様は約45億年前にイトカワの母天体内部で高温にさらされた時に 形成された考えられております。地球創生期の45億年前に、このような綺麗な幾何学模様の結晶体が存在していたと思うと感動を覚えます。

小惑星「イトカワ」から持ち帰った微粒子の電子顕微鏡写真

(3)火星に有人宇宙船打ち上げへ 米の民間企業、24年にも

米宇宙企業スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者は1日、早ければ2024年にも人を乗せた有人宇宙船を火星に向けて打ち上げる構想を明らかにしました。 。米航空宇宙局(NASA)が30年代に計画している有人火星探査に先駆け、民間企業が火星に初めて人を送る可能性が出てきたことになります。

カリフォルニア州で開かれたオンラインメディア「リコード」のイベント9マスク氏は「すべて計画通りに行けば、おそらく2024年には 有人宇宙船を打ち上げ、2025年には火星に到着するはずだ」などと述べ、9月にメキシコで開かれる国際会議で詳細を公表するとのことです。

マスク氏は、地球との位置関係で約2年に一度の頻度で訪れる火星への打ち上げの好機を、2018年以降は毎回逃さず利用する考えを示しました。今年4月には、 2018年に無人宇宙船「レッド・ドラゴン」を火星に打ち上げる計画を明らかにしており、まず無人で火星軟着陸を成功させてから、2024年に有人宇宙船を打ち 上げにつなげるものとみられます。

ただ、例え火星に無事到着できても、マーズワン計画に見られますように片道飛行になって二度と地球に戻れないことが判っておりますので、 このことをマスク氏らはどのように受け止めておられるのか気になります。

米宇宙企業スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者


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