−日記帳(N0.1809)2016年05月26日−
>G7・伊勢志摩サミット開催
−日記帳(N0.1810) 2016年05月27日−
オバマ大統領広島訪問


伊勢志摩サミット会場の志摩観光ホテル ザ クラシック

献花するオバマ大統領


イタリアとカナダが加わる以前は、仏・米・英・西独・日の5か国からなるG5と呼ばれてましたが
、1975年にイタリアが参加し第1回先進国首脳会議が開催されG6となりました。
その後1976年にカナダが加わり第2回先進国首脳会議が開催されG7となりました。

その後G7と欧州連合によりサミットが開かれていたが、これにロシアが参加するようになり、1998年
よりG8とり、ウクライナ問題で2014年、ロシアが外され、現在はG7に戻っております。

G20は、G7にBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の4ケ国と、アルゼンチン、オーストラリア、
インドネシア、韓国、メキシコ、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ、欧州連合・欧州中央銀行
を加えた20か国・地域のことです。

5月26日から27日にかけて三重県・賢島で行われるG7サミットには、日本での史上最高レベルの治安
体制が敷かれた。賢島は本土から2本の連絡路しかない孤島ですので警備しやすかったようです。
幸い、明るいうちは雨も降りませんでしたので、首脳たちは伊勢神宮も散策され英虞湾の美しい
風景もご覧になれてよかったと思います。

ワーキングランチ中のG7首脳たち

志摩半島の高台でのG7首脳たち

米国・オバマ大統領

英国・キャメロン首相

ドイツ・メルケル首相

フランス・オランド大統領

カナダ・トルドー首相

イタリー・マッテオ首相

日本・安倍首相

オバマ大統領の広島への思いは、私の想像を遥かに超えておりました。
広島の原爆慰霊碑に恭しく献花するオバマ大統領のたたずまいは、威厳に満ちながらも犠牲者へ
の深い思いが伝わってくるようで、感動を覚えました。
(翌々日、この情景を観たテレビ解説者の池上さん感涙しておりました)

オバマ大統領は27日夕、広島到着後すぐに原爆資料館を見学し約5分間、数点の展示資料と向き
合い、岸田外相の説明に熱心にうなずき、佐々木禎子さんの折り鶴に顔を近づけてじっと見てい
たとのことです。

「実は折り鶴を持ってきました」。オバマ大統領が突然そう切り出すと、随行スタッフがトレー
に載せて運んできました。「梅や桜の花が彩る和紙を丁寧に折り少し手伝ってもらったけれど
私が作りました」と述べられて、ピンクの2羽を小中学生2人に1羽ずつ手渡しました。

オバマ大統領によって織られた折り鶴

そして、オバマ大統領は一人の男性の日本人老人とハグしました。森重昭さん(78)でした。 1945年7月末、米陸軍B24爆撃機1機と米海軍戦闘機2機が日本の巡洋艦を爆撃中に打ち落とされ、パラシュートで降下して助かった 13人のうち広島に抑留されていた米兵12名が原爆で死亡しております。

オバマ大統領とハグする森重昭さん

森重昭さんは、被爆米兵12名の身元を40年以上かけて調べて1999年、12名の被爆米兵の銅製記念碑 を中国憲兵隊司令部の跡地に建て、2012年の広島原爆記念日には1945年に原爆投下を命じたハリー ・トルーマン大統領の孫、クリフトン・トルーマン・ダニエルさんと一緒にこの記念碑を訪問し、 献花をして弔意を表しました。

森重昭さん

オバマ大統領が献花した花束

演説中のオバマ大統領

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