−日記帳(N0.1785)2016年04月04日−
雁宿公園と花見と林檎飴
−日記帳(N0.1786) 2016年04月06日−
中日・小熊が1安打94球の完封達成





自宅から歩いて10分ほどの北西の方向に半田市の雁宿公園が有ります。市内最大の桜の名所として知られております。 明治23年に陸海軍の連合大演習が行われた際、明治天皇が大演習統監のために滞在されたことを記念して、大正2年に公園として整備されました。

昨晩は、日曜日で曇りでしたが降雨は無かったので雁宿公園は、多くの夜桜見物客で賑わいました。 昨日から泊まりがけで我が家を訪れていた長女の母娘も夜桜を見物してきました。その娘、つまり私にとって、孫娘は夜店で売っている林檎飴が大好きで、林檎飴狙いで我が家を訪れるようになりました。

林檎飴


私は中日ドラゴンズのファンですが、小熊投手は全く知りませんでした。中日の先発投手は、大野、山井、若松、伊藤準、 浜田、ネイラー、ジョーダンですが、若松を除いていずれも精彩に欠けております。大野は7回以降失点、山井は好投しても突如大崩れする悪癖が改善されておりません。後は投げてみないとわかりません。

そんな中日に孝行息子が現れました。今季初先発の小熊凌祐投手(25)がDeNA相手に1安打完封の快投を演じました。与四球も1つで三塁を踏ませず、初回の高橋の2ランで奪ったリードを危なげなく守り、チームの完投一番乗り。開幕ローテーションに入らなかった8年目右腕が大仕事をやってのけて、チームは2試合連続の完封勝ちで3連勝。貯金を1としました。 小熊はマウンドでは全く表情の崩れなかったポーカーフェースも、試合終了にはほおが緩んだ。「0」がずらっと9個並んだスコアボードに「まだ信じられない気持ちです。実感が湧いてこない」と半信半疑。プロ最長の9回を1人で投げきり、表情は充実感に満ちておりました。

許した安打は4回のロペスの二塁打1本のみ。「大体、3球以内で勝負できた。コース、コースに投げられた」と93球でDeNA打線を料理し、今季2勝目を挙げた。中継ぎで登板した2日ヤクルト戦(神宮)から中3日。先発での初白星は15年8月26日のDeNA戦以来。その時も中3日で投げており、スクランブル登板に動じませんでした。

先輩投手にも支えられた。1回が終わるたびにベンチに帰ると、ネイラーが小熊の肩をもみ「ガンバレ。ガンバレ」とエール。時には投球のアドバイスも加えました。昨年から先発に本格的に転向した小熊は、エース吉見の投球も参考にし「冷静に考えて投げられた。ここがストライクを取るところ、ボールでいいところと考えられるようになった」。映像で見て分析し、投球の幅を増やした。谷繁監督も「この顔見ていただければ分かると思います。期待以上かな。ほんと、ナイス投球。昨日、若松で今日は小熊と若い投手が結果を出した。本人も自信にしてほしい」と目を細めておりました。

 孝行息子が支える。14年7月に横行結腸がんで父秀明さんが59歳の若さで亡くなった。先発初勝利のウイニングボールは父にささげ、この日の白球も「お父さんに」。チームは開幕から先発ローテが定まらない状況だが、小熊は「今日だけじゃダメ。これからもローテを守れるように、今日みたいな投球をしていきたい」。空いている穴を埋めるつもりだ。

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