−日記帳(N0.1745)2016年01月15日− |
前途有為の若者たちの命を奪ったバス事故 |
−日記帳(N0.1746) 2016年01月20日− |
当地で2011年以来の積雪 |
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ガードレールを突き破って転落したバス |
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自宅前の公園の雪景色 |
激安・格安を謳う旅行会社「キースツアー」(東京都渋谷区)が企画したスキーツアーのバスには都内の大学に通う学生たちなど乗員・乗客41人(運転手2人、乗客39人)が乗っておりました。 1月15日午前1時55分頃、長野県北佐久郡軽井沢町の国道18号碓氷バイパスの入山峠付近(軽井沢駅から約2kmの群馬県・長野県境付近)で、このバスがガードレールをなぎ倒して道路脇に転落する大事故が発生しました。 乗員・乗客41人中15人が死亡(乗員は2人とも死亡)、生存者も全員が負傷し、バス事故としては1985年の犀川スキーバス転落事故以来の10人超が死亡する事故となったほか、過去30年で最多の死者が出る事故となりました。 バスは群馬県から長野県方面に向かう国道18号碓氷バイパスの緩やかな下り坂を走行中、左側ガードレールに接触したのち対向車線へはみ出し、約100m先のガードレールに衝突しながら道路右側に転落しました。 国土交通省によればこのガードレールは鉄製であり、制限速度であれば耐えられたとしており、バスが制限を超えるスピードで走行していたことが有力視されております。 事故当時、路面は凍結しておらず、事故後の路面には通常のブレーキ痕とは異なる片輪だけのタイヤ痕が直線的に残されておりました。 現場250m前に設置された国土交通省の監視カメラの映像ではブレーキランプは何度か点滅するが、ほとんど点灯したままでしたのでブレーキをかけていたことが伺えます。 また、現場1km前にもカメラがあり、そのカメラの映像では異常は見られませんでした。 警察の調べで、バスは左側のガードレールに接触する前から制御不能となった可能性があること、制限速度時速50kmの現場区間を時速80kmで走っていたとみられるこ運転手からアルコールなどは検出されなかったことが判明しております。 バスは前日夜に東京都渋谷区原宿を出発し、長野県飯山市の斑尾高原のスキー場に向かっており、週末に大学入試センター試験が行われる関係で多くの大学が休講となる時期にあたり、乗客の大半は首都圏の大学生(大半が10代・20代。最年長が32歳、最年少が18歳)でした。多くが車外へ投げ出され、バスの下敷きとなりました。 亡くなった乗客15人は、首都大学東京、早稲田大学、東京農工大学、法政大学、東海大学、東京外国語大学、広島国際大学に通う大学生でした。法政大学については学生10人がこのバスに乗車しおり、全て教職課程センター長・教授尾木直樹ゼミの学生でその内4人が死亡しました。 遺体の検分を担当した軽井沢病院の副院長によれば、「犠牲者は瞬間的に頭部へ大きなダメージを受け、ほぼ全員が即死の状態だった」と述べております。 亡くなられた前途有為の若者た、そして遺族の方々のことを思うと胸がつかえます。 合掌 |
朝起きて窓を開けると、そこには雪に覆われた庭がありました。当地での積雪は数年に1回程度で珍しく、雪国の人たちの苦労も忘れ、子どもだけでなく大人でも歓迎するようで、かく言う私もその1人でした。 当地、半田で積雪するパターンは次に図解する二つのパターンが有ると言われております。雪雲が北西の風に乗って日本海から伊吹下ろしとなって来るパターンと、鈴鹿下ろしとなって来るパターンです。 |
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当地、半田が積雪する二つのパターン |
北寄りの風の場合は伊吹下ろし、西寄りの風の場合は鈴鹿下ろしになるようです。伊吹下ろしは名古屋など濃尾平野に、鈴鹿下ろしは伊勢湾を越えて知多半島地域に吹き込みます。今回の当地での積雪は下の天気図に見られるように西北西の風が強く吹き、その風に乗って雪雲が知多半島地域に流れ込んだことによるものと思われます。 |
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