−日記帳(N0.1741)2016年01月10日− |
高校女子サッカー藤枝順心 2度目の優勝 |
−日記帳(N0.1742) 2016年01月11日− |
高校サッカー 東福岡 久我山に圧勝し優勝 |
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優勝トロフィーを掲げる藤枝順心・黒崎主将 |
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優勝を喜び合う東福岡のエレブン |
第24回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の決勝が10日に兵庫県内で行われ、藤枝順心(東海1位/静岡)と神村学園(九州1位/鹿児島)が対戦しました。 9年ぶり2度目の優勝を目指す藤枝順心は、1回戦で聖和学園(東北2位/宮城)、2回戦で鎮西学院(九州3位/長崎)、準々決勝で鳳凰(九州2位/鹿児島)を撃破 , 準決勝ではインターハイ(全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会)準優勝の大商学園を3−1で破り、2年ぶりの決勝進出を果たしました。 一方、過去2度の優勝を誇る神村学園は、1回戦で北海道明清(北海道1位/北海道)、2回戦で広島文教(中国2位/広島)、準々決勝ではPK戦の末に常葉橘(東海2位/静岡)を退け、準決勝の修徳(関東2位/東京)戦では得意のセットプレーから2得点を挙げ3年ぶりの決勝進出を決めました。 強豪校同士の対決となった決勝戦。開始早々にチャンスを作ったのは藤枝順心でした。3分、左サイドから攻めこむと、エリア内左で岩下胡桃がポストプレーから肝付萌へボールを落とす。肝付はドリブルで中央へ持ち込み、タイミングをずらしながら右足シュート。これがゴール右下に決まり、藤枝順心が幸先良く先制に成功しました。 しかし、神村学園は直後の3分にすぐさま反撃に出る。エリア手前左でボールを持った園田悠奈が、サイドをオーバーラップしてきた小川愛へパス。小川がエリア左横までドリブルで持ち上がって折り返しのボールを入れると、渡辺玲奈がヒールシュートでこれを押し込み、わずか49秒後に同点ゴールを決めました。 16分、藤枝順心が最終ラインから前線へロングボールが入ると、エリア内左でボールを受けた児野楓香がマイナスの折り返し。走りこんだ肝付が倒れ込みながら右足シュートを狙ったが、ボールは枠の上に外れました。 藤枝順心が攻めこむ場面が続いたものの、神村学園は体を張ってゴールを割らせないまま41分、神村学園は左サイドの水津桃果がクロスを入れ、一度は相手DFにクリアされたが、エリア手前にこぼれたボールを渡辺が拾ってミドルシュート。右足から放たれた強烈なシュートがゴール左上隅に決まり、神村学園が逆転に成功しました。 リードを許した藤枝順心は44分、福田ゆいが後方からロングボールを供給。前線に走りこんだ安部由紀夏がワントラップから右足シュートをゴール左に決めた。同点ゴールかと思われたが、ここはオフサイドの判定で得点は認められなかった。このまま2−1で神村学園がリードして前半終了しました。 後半60分、敵陣中盤でボールを奪うと、岩下が最終ラインの裏に浮き球のパスを送り、これに反応した肝付がエリア内でパスを受け、左足でゴール左に同点ゴールを決めました。追いつかれた神村学園も徐々にチャンスを作り出す。63分、エリア内左でこぼれ球を拾った小川が右足シュート。しかし、ここはわずかに枠の左に外れてしまい、ゴールを割ることができません。 後半66分、藤枝順心の肝付がエリア手前左でボールを持ち逆サイドに浮き球のパスを送るとエリア内右に走りこんだ安部がニアサイドに右足ボレーシュートを豪快に蹴り込み、再逆転に成功しました。 リードを許した神村学園も得意のセットプレーから相手ゴールに迫る。71分、右サイドでFKを獲得すると、小野伶莉が意表をついて直接シュート。しかし、ボールは落ちきらずに枠の右上に外れました。このまま藤枝順心が3−2で神村学園を下し、9年ぶり2度目の女子選手権優勝を果たしました。 |
史上6校目の夏冬二冠を目指す東福岡(福岡)と、初優勝を狙う国学院久我山(東京A)による第94回全国高校サッカー選手権の決勝が11日埼玉スタジアム2002で行われました。 序盤は拮抗した展開が続くも、やや東福岡ペースで進みました。 久我山は自慢のパスワークでボールを運ぶものの、危険なエリアをしっかりケアする相手を前にチャンスを作れません。 前半36分、東福岡が左サイドから一気に逆サイドまで運び、 三宅海斗が先制ゴールしました。一方、久我山は前半43分に3年生の小林和樹を下げて準決勝で決勝点を挙げた戸田圭佑を投入して流れを変えようと試みるも変えるることができません。 しかし後半開始早々の48分、PKエリア手前で得たFKの場面で、味方で作った壁を動かしてGKのタイミングを外すトリックプレーを使ってキャプテンの中村健人が直接決め、リードを2点に広げました。 後半67分、東福岡の餅山大輝が相手GKのポジショニングをよく見て後ろからのロングボールをダイレクトでループシュート。 ボールは無人のゴールネットに吸い込まれ、東福岡に3点目。さらに直後の70分、 右サイドを駆け上がった児玉慎太郎の折り返しを餅山がスルーし、最後は藤川虎太朗が冷静に流し込んで東福岡が決定的な4点目を奪いました。 日本一をほぼ手中に収めた中、キャプテン中村が見事なミドルシュートで80分にダメ押しの5点目。 守っては最後まで國學院久我山に得点を許さず、 5点のリードをキープしたまま勝利を収めた。これにより東福岡は17年ぶり3度目の選手権優勝、さらに今年のインターハイも制しているため夏冬二冠を成し遂げました。 |
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試合に臨む東福岡エレブン |
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高校サッカーで最高のGK 東福岡・脇野 |
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