−日記帳(N0.1733)2015年12月26日−
日本に初めて新元素の命名権が与えられることに
−日記帳(N0.1734) 2015年12月27日−
手漕ぎボートでアメリカからオーストラリアに渡航


周期律表

マイボートを操るジョン・ビーデンさん


物質の元となる元素は原子核から成り立ち、原子核はプラス電荷を持つ陽子と中性の中性子と陽子と同等のマイナス電荷を持つ電子で構成され、電子は陽子の回りを周回しております。陽子1個、電子1個から成る最も簡単な場合が水素原子で、水素原子2個で水素分子となります。

次に簡単な元素がヘリウムで、陽子2個、中性子2個、電子2個で構成されております。3番目に簡単な元素がリチウムで陽子3個、中性子4個で構成されております。 ここで、陽子の数を原子番号、陽子と中性子の数の合計を質量数と呼んでおります。

これらの元素を原子番号順に左から右に並べていくと周期性が見られるようになり、これをまとめて表にしたのは周期律表です。 理論上では、陽子数218の「ビウンオクチニウム」までの元素が有り得ますが、陽子数137を超えると、最も原子核に近い1s軌道の電子が光速を超えるため存在できなくなりますので、事実上存在し得る最後の元素は陽子数137のウントリセプチウム (Untriseptium)となります。

原子番号113の元素「ウンウントリウム:ununtrium) を理化学研究所のチームが2012年8月12日に世界で3個目の生成に成功し、命名権獲得の可能性を残しておりました。 今日、その可能性が現実味を帯びてきたことがマスコミから大きく報道されました。

実現すれば、日本はもとよりアジアで発見された初めての元素となり、新元素名として「ジャポニウム(あるいはジャパニウム、予定元素記号Jp」、湯川秀樹にちなみ「ユカワニウム(予定元素記号Yk)」、「リケニウム(理研にちなむ、予定元素記号Rk)などが予想されております。


私は手漕ぎボートで渥美湾に出て釣りを楽しんでおります。ボートを漕ぐのは得意で、5時間ぐらい漕ぎ続ける自信はあります。歩行速度の2倍程度は出せますので、1時間で10q、5時間で50qの移動出来ます。しかし、沖に出ると波が高く、潮流も速くなるので長時間漕ぎ続けることは難しく私は出来ません。まして夜間、嵐の中で続けることなど私には想像もできません。

ところが、イギリス人のジョン・ビーデンさん(53)が、今年6月、全長6mの手漕ぎボートでアメリカの西海岸・サンフランシスコを出発。209日かけて約13,700kmを横断し、27日無事にオーストラリア・ケアンズに到着したとのニュースが今日、世界を駆け巡りました。

一日約15時間漕ぎ、出発時より5s近く痩せ、途中、発生したハリケーンの強風に流され、予定よりも1か月長くかかっての太平洋横断成功となったとのことでした。ボートは夜間、睡眠出来るように装備され、常時ネットで交信できるので、いざと言う時には救援を求めることは出来ますので堀江健一の時代に較べれば危険度は低下しております。

夜中に睡眠している時はどうしているのでしょうか。錨を降ろすことは、水深から考えて無理と思われますので風任せにしておくしかないと思われます。その場合、逆戻りしたらその前に漕いだ苦労が水の泡になってしまいますので、何らかの方法で逆行しないような処置をほどこしたものと思われます。

多分、風向きを予想して舵の角度を調整していたものと思われます。そのために舵を固定できるようになっていたものと思われます。米国の東岸からオーストラリアにかけて潮流が流れているので、海流に逆らって漕ぐことは少なかったものと思われます。


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