−日記帳(N0.1719)2015年11月12日−
W杯アジア予選日本 シンガポールを撃破
−日記帳(N0.1720) 2015年11月13日−
準惑星ケレスでアンモニアを発見?


この日、先制ゴールを決めた金崎

2015年4月14日〜15日 ドーンによって撮影されたケレス


サッカー日本代表(世界ランキング50位)は12日、W杯ロシア大会アジア2次予選E組第5戦で、6月にホームで引き分けたシンガポール(同152位)とアウェーで対戦し、金崎、本田、吉田がゴールを決めて3-0で下し勝ち点を13に伸ばし、この日試合がないシリアと代わってE組首位に立ちました。

押し気味に試合を進めた日本は前半20分、本田のクロスを武藤が頭でつなぎ、金崎が左足で代表初ゴールを決めて先制。26分には素早いパスの展開から、本田がゴールを決めて加点しました。

ケレスは惑星になり損ねた準惑星で、火星と木星の間の小惑星帯の中に存在する直径950km程の原始惑星です。この小惑星帯では、重力による衝突合体が途中で止まったため、小さな天体が残されたと考えられており、地球などの惑星が成長しつつある姿が、太陽系誕生から46億年間保存されている可能性が有ります。

そこでNASAは、2007年9月27日午前7時34分(日本時間同日午前8時34分)この小惑星帯の調査に向け無人探査機「ドーン(Dawn)」を打ち上げました。 ドーンは今年の2015年まで小惑星帯に留まってベスタとケレスを探査し、太陽系の歴史に迫ることになっております。

打ち上げられたドーン

NASAの研究チームは今年4月から、ドーンをケレスに高度1,470kmまで接近させて本格的な観測を開始しました。 そして11月9日に開催され米国天文学会・惑星科学部会の年次大会で、ケレスの地表にアンモニア化した鉱物があることがドーンから送られてきたデータによって確認されました。

この物質が 存在するということは、ケレスが生まれたのは海王星の軌道よりもさらに外側であり、鉱物ができたときは太陽から遠すぎて、アンモニアが蒸発したり分散したりしなかったということになります。

その後の5億年のどこかの時点で、ケレスは重力の作用で太陽系の内側に飛ばされ、火星と木星の間の小惑星帯までやってきたことが推測されます。 その一方で、米サウスウェスト研究所のシモーネ・マルキ氏は「ケレスはずっと遠くで現在の形になり、小惑星帯に移動してきたのかもしれませんし、あるいは太陽系外縁部の物質をまとって今の位置で形成されたの かもしれません」と話しております。

研究者たちは長年ケレスを観察してきましたが、地上の望遠鏡では地球の大気が障害となり、確信をもってアンモニアを特定できませんでした。ケレスを周回する探査機ドーンは観測には理想的な位置にあり、 地表にある分子がさまざまな波長の光をどう反射するかを調べることができます。

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