−日記帳(N0.1697)2015年10月03日−
日本W杯ラグビーで格上サモアに圧勝
−日記帳(N0.1698) 2015年10月04日−
火星に液状の水分が存在することを確認


五郎丸選手のプレースキックを蹴る前のルーティン

火星の地表に刻まれた、干上がった火星の川の跡と見られる無数の筋


ラグビー日本代表が2015W杯で世界のトップ南アフリカを世紀の奇跡と言われる逆転勝利を納めてから、にわかラグビーファンが急増しております。かくいう私もその一人です。それでも、以前明治大が名将北島監督の下で日本一に輝いた頃、明治大の試合をテレビ視聴したことがありました。ラグビーファンというよりも北島ファンでした。

明治大学のラグビー黄金期を築きあげた名将北島監督

現在は、帝京大や流通経済大の台頭もあってそれほどではなくなりましたが、昭和40〜60年代の大学ラグビーは明治、早稲田、慶応の3強時代で、特に早明戦は野球の早慶戦に相当する人気試合でした。松尾兄弟は明治で、2015W杯で大活躍の五郎丸は早稲田で活躍しました。

2015W杯で、お茶の間で人気になったのが、プレースキックを蹴る前のルーティンの1つに両手を組み精神統一を図る五郎丸選手の独得のルーティンの動作でした。あの指の部分が露出した黒い手袋に包まれた両手を合わせて拝む姿勢から次ぎの動作に入っていきます。

@ボールの感触を確かめながらボールを2回まわしてセット
A助走は後ろへ3歩、左へ2歩
B右手でボールを前に押し出すイメージの動作
C下半身の力を抜く意識をする動作
Dキックの瞬間、前方へ体重移動

世界ランキング12位の日本は、1次リーグB組の第3戦で、世界ランキング11位でベスト8の実績を持つ強豪サモアと対戦。 前半8分に五郎丸歩選手(29)によるペナルティーゴールで3点を先制すると、その後もスクラムでのトライを奪うなど、試合の主導権を握り、前半を日本リードの20 - 0で終えた。

この日、ペナルティゴール4本、コンバージョンゴール2本を決め16得点を挙げW杯通算45得点とし、日本歴代1位だった栗原徹の記録(40得点)の記録を更新、「マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)」にも選ばれました。

彼はサモアからMVPに選ばれたことを明かし、MOMよりも名誉であると告白しております。「敗者となった彼らから貰った贈り物は試合のMVPカップより価値があり我々もこんなチームになりたいと思えた」と敗れながらも対戦相手を称えるサモアに感服しております。

後半に入っても、五郎丸選手がペナルティーゴールを2つ決めるなど、日本のペースは崩れず、最後まで主導権を握り、26 - 5と圧勝し、ワールドカップ初の2勝目を挙げました。そのあとに行われた南アフリカ対スコットランドの結果、南アフリカが勝利したことで日本は暫定3位に後退、このままでは日本は次戦で米国を破っても南アフリカ対スコットランドの上位にいくことは至難で敗退は残念ながら免れないように思います。

スタンドの日本応援団

火星は金星とともに地球の兄弟星です。ただ、その環境は地球が天国なら火星は極寒、金星は極暑の地獄です。火星は太陽から遠過ぎて130℃にも及ぶ極寒、逆に金星は近過ぎて500℃にも及ぶ極暑になっているからです。

30億年ほど前には火星にも地球と同じように大気と海が存在していたと推定されますが、重力が小さいため軽い水素が離脱し、残った酸素が鉄を酸化していったため表面には 酸化鉄が多くなって赤っぽく見えるようになったと考えられます。

先日、米国NASAは火星の地上を走行している火星探査車「マーズ・リコネッサンス・オービター」による調査の結果、火星の地表に現在でも液体の水が流れていることを確認したと発表しました。上の画像がその証拠写真です。

この写真に観られる、地表に刻まれた無数の筋は、干上がった火星の川の跡で、季節の移り変わりによって豊かな流れを取り戻し、絶えず上書きされていることが明らかとなりました。この筋状の地形を特殊な機材で分析したところ、水と過塩素酸塩の化合物であることを確認したとのことです。

地球上では水は0℃で凍結しますが、火星の水と過塩素酸塩の化合物は凝固点降下により、火星の平均気温-55℃でも凍結しないで流れていたと考えられます。 現在も液体の水が地表に存在する証拠が得られたのは初めてで、NASAは「生命の存在につながる可能性がある」と期待を寄せています。

マーズ・リコネッサンス・オービター(キュリオシティ)から送られてきた火星の地面

キュリオシティ

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